ECにおける「リソース不足」。問題点と原因ごとの解決策を事例つきで詳しく解説します!

こんにちは、BIZROVEのchanです!


「ECの現場は忙しくて猫の手も借りたい!」という言葉をよく耳にします。
この記事では、ECにおけるリソース不足が起こることによる問題点と、原因ごとの解決策を事例つきで詳しく解説していきます。

「リソース不足で悩んでいる」というEC担当者や経営者の方は、ぜひ最後まで読んでいってくださいね^^

1.リソースの意味と種類

リソースとは、英語の「Resources」を由来とする言葉です。
「資源」「資産」などの意味があります。

一言で「リソース」と言っても、さまざまな種類が存在しています。
まずは、リソースの意味や種類についてざっくりとチェックしてみましょう!

EC業務に関連する「リソース」を考える時、主に3種類の軸があります。

  • ヒューマンリソース
  • 経営リソース
  • 外部リソース

①ヒューマンリソース

ヒューマンリソースは、その名の通り「人材」「従業員」に関するリソースで、「人的リソース」とも呼びます。

企業の経営にとって欠かせないリソースですね!

「Human Resource」の頭文字である「HR」は、役職名や部署名などにも使われることもあります。

例えば「HR業務」と言うと、企業における採用や配置転換、組織開発など、人事戦略にまつわること全般を指すことがあります。

②経営リソース

経営リソースとは、企業が経営にとって必要とするリソースのことです。
前項で上げたヒューマンリソースに加え、時間やお金、知的財産などを指します。

③外部リソース

経営リソースは企業内のリソースを指すのに対し、外部リソースは企業外のリソースを指します。
コストの削減や効率化などの面から、アウトソーシングなどを通して外部リソースを利用するのが一般的です。

EC担当者がリソース不足に悩まされている場合は多くが①(人材)や②(資源=ノウハウ、仕組み、お金)を指すことが多いですね。次章でよく聞くフレーズについて軽くご紹介します。

2.リソース不足で起こる仕事の問題とは?

ビジネスシーンでリソース不足に陥ると、下記のような問題点が発生します。

  • ルーティーン業務の効率が低下する
  • 従業員の離職率が上がる
  • 競争力が低下する

それぞれ詳しく解説していきます。

①ルーティーン業務の効率が低下する

ECサイトを運用する上では、商品登録や受注処理、梱包・発送など多くのルーティーン業務があります。

しかし、人手が足りないなどのリソース不足により効率が低下すると、以下のような問題に発展する可能性があります。

<ルーティーン業務のリソース不足で起きる問題点>

  • 発送が遅れてユーザーが注文をキャンセルする
  • 問い合わせ対応が遅れてクレームが発生する
  • 商品登録やメルマガ作成などでミスが発生し、ユーザーの不信感に繋がる

このような状況に陥れば日々の業務やリカバリーに追われ、効率化どころではなくなることも…。

「効率の低下→リソース不足で問題点を解決する余裕が無い→さらに効率が低下」などの悪循環に陥ることも考えられます。

ヒューマンリソースはもちろん、業務効率化のためのシステムや仕組みが整っていない場合でもこのようなトラブルが発生することもあります。

②従業員の離職率が上がる

リソース不足により従業員の離職率が上がる可能性があります。
例として、ヒューマンリソースの不足は時間の不足も生み、従業員一人あたりの負担が大きくなる傾向にあります。

「企業から軽視されている」「忙しくてやっていられない」などの不満に繋がり、離職が増えることも…。

リソース不足で日常業務が回らなくなったり、そんな状況がお客様対応などに滲み出てしまったりすれば、EC運営にも悪影響を及ぼします。

③競争力が低下する

販促業務におけるリソース不足は、競争力の低下を招きます。
リソースが不足すれば、市場リサーチや商品開発・広告運用などの売上に大きくかかわる重要な業務に集中できません。

売上アップに関する業務にリソースが避けなければ、結果として企業としての競争力が下がってしまう危険性があります。

多くの企業が続々とEC事業に参入する現在は特に、インターネット上に多数のライバルがいる状態です。

適切にリソースを管理してライバルと競争する力を蓄えるのも、EC事業においては重要なことと言えるでしょう。

3.リソース不足の原因と解決策

ここでは、リソース不足の原因ごとにそれぞれ解決方法をご紹介していきます。

原因①社内にECに詳しい人員がおらず、知識リソースが不足している

EC立上当初や、詳しい人が退職してしまった場合は、EC運営に関する社内の「知識」不足に伴い、ルーティーン業務の効率低下・競争力の低下が起こっている可能性があります。

そういった場合は、原因であるEC運営に関する「知識」を確保することが必要です。

EC運営に関する知識は、短期間で習得できるものではないため、コンサルティングや外部委託(運用代行)を依頼するのも1つの手です。

コンサルティングでは知識や知恵を、外部委託(運用代行)では知識や知恵に加えて業務の遂行までサービス提供している会社がほとんどです。

そのため、知識リソースのみが不足している場合はコンサルティング、知識リソースに加えて業務を実行するリソースも不足している場合は運用代行と外部リソースを活用することがリソース不足解決への近道になるでしょう。

下記の記事では、コンサルティング会社の役割とメリット・おすすめ会社を紹介しています。

【EC事業者向け】ECコンサルティングの役割とは?依頼するメリット・おすすめの会社3選をチェック!

原因②ルーティーン業務の効率化の仕組みができていない

ECを立ち上げ、売上が順調に伸びてきたものの、注文件数が多すぎて注文処理や出荷作業が間に合わないといった場合は、ルーティーン業務の効率化でリソース不足を解決できる可能性が大きくあります。

ルーティーン業務は大きく2種類に分けることができます。

  • 受注(注文)処理業務
  • 梱包・発送業務

受注(注文)処理業務のリソース不足解決策

受注(注文)処理業務を効率化するには、一元管理システムの利用をおすすめします。
一元管理システムとは、複数のモールの受注情報や在庫情報、商品情報などを1つのシステムでまとめて管理することができるシステムのことです。情報をまとめて管理するわけでなく、注文の条件に合わせてフォルダ分け、自動処理なども行うことができます。

梱包・発送業務のリソース不足解決策

梱包・発送業務のリソース不足解決には、物流・発送代行システムの利用をお勧めします。

最近主流である「FBA(フルフィルメントbyAmazon)」や「RSL(楽天スーパーロジスティクス)」の他にも、商品の特徴や店舗の運用方法に合わせたサービスを提供する物流会社が多くあります。

様々な会社を比較して、自社に適したサービスを導入することで、本来必要な販促業務に集中することができ、更に売上を伸ばすことができるでしょう。

また、社内の倉庫に在庫を置き発送業務を行う必要がある場合は、下記の記事を参考に社内の物流の見直し・改善を行うと良いでしょう。

【EC担当者向け】物流改善のポイントとは?具体的な方法をご紹介

4.まとめ

リソース不足の意味や、リソース不足が招くECサイト運営の問題などについて解説してきました!

「社員がなかなか定着しない」「業務が効率的に回らない」などの課題があれば、リソース不足が原因かもしれません。

ECサイト専用のシステムを取り入れたり、コンサルティングを受けることで、リソース不足が解消される場合もあります。

リソース不足にお悩みの方は、EC事業におけるさまざまな課題を解決してきた「株式会社ACROVE」に、ぜひ一度ご相談下さい!

豊富な知識と経験を持ったプロフェッショナルが、御社の課題に併せてご提案致します!

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