楽天市場で発行できるクーポンの種類と効果検証の方法について

こんにちは、BIZROVEの高橋です!

今回は「楽天市場でのクーポンの種類と効果検証の方法」についてのご紹介です。

楽天市場でのクーポン発行システムはどのようなものであるのか、発行できるクーポンの種類はどのようなものがあるのか、メリットや効果検証方法などを徹底解説していきます。

今後楽天市場に出店を検討されているEC担当の方にとっては必見の情報を分かりやすくご紹介していますので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。^^

1.楽天市場でのクーポン発行施策について

楽天市場で売上を伸ばすための一つの施策として、クーポンが存在します。

楽天市場で店舗を作成して、実際に運用している人はクーポンを発行した人は多いのではないでしょうか。

イベントの度に同じクーポンを発行している、あるいはどんなクーポンを発行したら良いのか分からないなど悩みを持った経験はありませんか。

そんな悩みを持っている方へ、クーポンの概要、施策と種類について解説します。

①楽天市場クーポン概要

楽天市場のクーポンは「RaCoupon(ラ・クーポン)」という機能から発行します。

クーポンの発行自体は無料でできますが、発行した際に商品から割り引いた金額は店舗側が負担します。

楽天は検索ロジック上、売上を一時的にでも増加させることで、検索上位に表示されるようになります。

つまり、クーポンを特定の商品に適用して、特定の商品に売上が集中すれば、検索上位に表示されるようになり、更なる売上の増大に繋がるのです。

ではどのような施策を行えば良いのでしょうか。

具体的には、下記手順などがあります。

  1. 売上額を集中させる商品の選定
  2. 売上額を集中させる商品に配布型クーポンの設置
  3. 売上を集中させる商品の特典バナーの設置
  4. 検証

1.売上を集中させる商品の選定

上位表示させたい商品の中から売上が上がりそうな商品を優先的に選定します。

2.売上額を集中させる商品に配布型クーポンの設置

配布型クーポンの設置を行います。

クーポンの条件は、クーポン併用不可など、適切な条件設定が必要です。

※配布型クーポンとはその場で使えるクーポンを指しますが、後ほど詳細解説します。

3.売上を集中させる商品の特典バナーの設置

クーポン対象商品とわかるように、商品ページのバナー設置やキャッチコピーなどで認知拡大を狙います。

4.検証

クーポン施策を実施して終了ではなく、通常時期とクーポン使用期間のアクセスや売上などを分析しながら、配布型クーポン実施の効果を適宜検証しましょう。

②発行できるクーポンの種類

発行できるクーポンは以下の3種類です。

  • 配布型クーポン
  • サンキュークーポン
  • クーポンアドバイス広告

・配布型クーポン

クーポンを利用できる期日、対象商品、対象購入金額、会員ランクなどを自由に設定できるクーポンです。

クーポンを発行すると、楽天市場が展開しているラクーポンページの「ショップおすすめクーポン一覧」に作成したクーポンがランダムに掲載されます。

値引きプランは定額値引き○○円OFF、あるいは定率値引き○○%OFF、送料無料となります。

・サンキュークーポン

自店舗で購入したユーザーが次の買い物際に利用できるように、後からクーポンを発行したものを指します。

クーポン対象者の設定は、初回購入ユーザー、すべてのユーザーのいずれかを選択できます。

値引きプランは定額値引き○○円OFF、あるいは定率値引き○○%OFFとなります。

・クーポンアドバンス広告

楽天が保有するビックデータに基づき、購入意欲の高いユーザーに対して、商品のクーポンを配布する広告です。

過去に似たような類似品を購入したユーザー、または過去に似た検索をしたユーザーが絞り出されます。

値引き率は楽天が自動で設定したものに従うか、手動設定する方法があります。

広告を出すのにかかった金額は「40円×発行されたクーポン数」です。

2.楽天市場でクーポン発行するメリットと注意点

クーポンの種類は理解できたと思いますが、具体的にクーポンを発行するとどのようなメリットがあるのでしょうか。

クーポン発行のメリットは以下の2つです。

  • 導線に沿った表示がされるため、購入率が高まる
  • 楽天から自動でクーポンメールが配信される

①導線に沿った表示がされるため、購入率が高まる

クーポン設定を「公開」に変更すると、検索結果で商品とクーポンを合わせて表示させることが可能です。商品ページでも自動的にクーポンが表示されます。

商品を検討している際に具体的な金額予算などに、クーポンを使用することで収まった場合など、購買率が高くなります。

②楽天から自動でクーポンメールが配信される

クーポンを一度取得したユーザーに対して、クーポン取得時とクーポン有効期限間近に楽天からメールが送信されます。

「楽天クーポンを獲得しました」

「獲得されたクーポンの有効期限が迫っています」

このような件名のメールが自動送信されることで、ユーザーの購買意欲を高めさせる効果があります。

一方で、楽天のクーポンに関しては以下の2点の注意が必要です。

  • 発行1時間後から利用が可能になる
  • クーポン設定を間違った際に、有効期限内の変更ができなくなってしまう

すぐにクーポンが使えるわけではないことと、一度設定したら、条件の変更が難しい点を考慮して、慎重にクーポン設定を行いましょう。

3.クーポン発行後の効果検証について

クーポンは発行して終了ではなく、発行した際の効果と発行しない時の実績を比較して効果検証を定期的に行いましょう。

ユーザー反応の振返りや反応の変化を分析することで改善につなげ、更なる売上向上を目指すことができます。

例えば効果検証のための確認項目は以下のようなものです。

  • クーポン獲得後、利用されたか
  • 売上はどれくらい伸びたか
  • クーポン利用者の新規ユーザー、再購入者の割合
  • 客単価の変化

具体的には、「クーポンがユーザーの目に止まらない」という検証結果に対しては、HPのレイアウトを変えたり、デザインを一新したり、導線を追加することで改善を測ります。また「割引率は高いが、利用できる商品が少ない」といった検証結果に対して、ユーザーが利用しやすいように適用商品の幅を再検討するなどして、条件変更して再度クーポンを発行しましょう。

4.まとめ

ここまで楽天市場のクーポン概要から種類、メリットから具体的な効果検証方法まで解説してきました。

楽天市場でクーポンを発行する際は、ただ条件や種類を理解するだけではなく、ユーザーの声や反応を分析して、ユーザーの購買意欲に適したクーポンを選択して発行することが売上アップにつながるということですね。

複数種類がありますが、店舗の条件や、販売したい商品の戦略によって選択するクーポンも変化させていきましょう。

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