こんにちは、BIZROVEの高橋です!
今回は「楽天における商品出品時のディレクトリ設定の概要と重要性」についてのご紹介です。
楽天で出店したいけど、商品出品時のジャンル設定に迷っていたり、ジャンル設定するメリットが分からない人に対して、徹底解説していきます。
今後楽天市場に出店を検討されているEC担当の方にとっては必見の情報を分かりやすくご紹介していますので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。^^
1.商品ジャンルとは
商品ジャンルはお客様が商品を探して辿り着くまでに必要となる要素の一つです。
商品ジャンルを正しく設定していないと、その商品を欲しい人が正確に商品に辿り着くことができなくなりますし、検索からお客様を集めることも困難になってしまいます。
楽天のような数億点の商品が展開される大型のモールでは、商品ジャンルを適切に登録することで、商品を探しているお客様に向けてきちんと自店舗にたどり着くことができるようなサポートが必要です。
しかし、商品登録では「商品ディレクトリ」と「IDタグ」のジャンル設定をしっかり行わないと、消費者の目に留まることはできません。
それでは、なぜジャンルを正確に設定することが大切なのか、なぜジャンル設定を行わないと消費者の目に留まらないのかを解説していきます。
2.楽天市場の商品ジャンル一覧
楽天市場で実際に設定できるジャンルの大まかな一覧が以下の通りです。
楽天RMSで商品を登録する際に、該当するジャンルから選択を行います。
- スポーツ・ゴルフ
- ファッション・インナー
- ファッション小物
- キッズ・ベビー・玩具
- 家電・TV・カメラ
- PC・スマホ・通信
- 食品・スイーツ
- ドリンク・お酒
- 本・電子書籍・音楽
- ゲーム・ホビー・楽器
- 車・バイク
- インテリア・寝具
- 日用雑貨・キッチン用品
- ペット・花・DIY工具
- コスメ・健康・医薬品
- サービス・リフォーム
実際にジャンル設定では、この一覧よりも更に深い階層で商品設定を行います。
例)
レディースファッション > ワンピース > ノースリーブ
レディースファッション > ワンピース > 半袖
レディースファッション > ワンピース > 長袖
3.楽天市場で商品ジャンルを設定する必要性とは
ではなぜ楽天市場で商品ジャンルを正確に設定する必要性があるのでしょうか。
理由は以下の通りです。
①検索最適化のため
検索して類似商品より上に商品が現れることを上位表示といいますが、ジャンルを適切に設定しないと、この上位表示どころか検索結果にも表示されないというケースになる可能性があるからです。
具体的には
- 全商品ディレクトリIDを誤ったために、商品が表示されない
- タグIDの登録を怠ったために、商品が表示されない
上記のようなケースがあります。
「全商品ディレクトリID」と「タグID」に関する詳細は後ほど説明します。
少し余談にはなりますが、検索結果の表示基準として、以前よりレビュー数の重要度が下がりました。
楽天市場は数年前まで、「レビュー数」を検索結果の評価基準として高く評価していました。
そのため、多くのショップがレビュー数を稼ぐために「レビュー記載後送料無料」という取り組みをしていました。
結果、実際の商品と関係のないレビューが大量に増えることになりました。
このように意味のないレビューの増加を、楽天市場としても修正するためにレビュー記載による送料無料や特典などのメリットを使っての売り方は禁止されています。
このことから、商品登録が如何に適切に登録されているかが、検索者に対して適切に表示できるかを左右する要因となり得るのですね。
②楽天市場で検索対象となる項目
また楽天市場でジャンルを適切に設定すると同時に、検索した際に検索対象としてデータが抽出される項目は以下の通りです。
- 商品
- 商品番号(全デバイス共通)
- 商品名(全デバイス共通)
- PC用キャッチコピー(パソコン・アプリ検索時)
- モバイル用キャッチコピー(スマホ・ガラケー検索時)
- PC用商品説明文(パソコン・アプリ検索時)
- モバイル用商品説明文(ガラケー検索時)
- スマートフォン用商品説明文(スマホ検索時)
- PC用販売説明文(パソコン検索時)
検索対象項目の中で特に重要な項目は「商品名」と「キャッチコピー」となっております。
この2つは優先的に対策が必要です。
4.楽天市場商品ジャンル項目
では具体的に楽天市場で商品を登録する際に商品ジャンル項目となる「商品ディレクトリ」と「IDタグ」について解説します。
①全商品ディレクトリID
全商品ディレクトリIDとは、「楽天市場の中でどのジャンルに入るか」を選択する項目です。
楽天が設定したジャンルの中から、1商品に対し1つ選択し登録します。
お客様が商品を検索する際、楽天検索の結果をジャンルで絞る際に「靴>メンズ靴>スニーカー」など、ジャンルをたどって商品を検索する形を取ります。
また「表示先カテゴリ」といった項目も存在しますが全商品ディレクトリとは異なります。
- 全商品ディレクトリID=楽天市場の中でどのジャンルに入るのか
- 表示先ディレクトリ=その店舗の中でどのカテゴリに入るか
店舗が必要に応じて独自に作成することができるカテゴリを表示先ディレクトリと呼びます。
表示先ディレクトリを設定すると、「欲しい商品のカテゴリは把握しているが、具体的な商品がわからない」といった際に、カテゴリ検索をした際に設定された表示先ディレクトリをもとに検索結果に表示されるため、お客様の商品検索をする際に検索結果として適切に出てくるようになります。
②タグID
タグIDとは、全商品ディレクトリIDではカバーできない属性に対して更に細かい分類をしたものを指します。
全商品ディレクトリIDではカバーできない属性に対して最大で32個まで設定することができます。
選んだ全商品ディレクトリIDに応じてスニーカーであれば、ブランドやサイズ、色、靴幅、素材などを選択できます。
家電であれば、カラーやメーカー、配送サービスなど非常に細かい設定が可能です。
売れるキーワードやビックキーワードで上位表示されている商品に関しては、絞り込みの際に表示されないことがないようにチェックしましょう。
5.まとめ
楽天市場において、商品ジャンルを設定すると検索最適化が行われ、検索結果上に正しく表示されることがあること、ジャンルの設定をするためには「全商品ディレクトリID」や「タグID」などを設定することを解説しました。
今後楽天で商品を出品しようと思っている人はぜひ参考にしてください。
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