【EC事業者向け】自社内での物流改善のポイントは?工程別の効率化を目指そう!

こんにちは、BIZROVEのfujiです!

今回は「物流改善」についてのご紹介です。

物流を改善するためのポイントについて、分かりやすく解説していきます。

ECサイト運営の参考になりますので、EC担当者の方はぜひ最後まで読んでいってくださいね^^

1.物流の業務フロー

Amazonをはじめとする通信販売への需要により、ますます重要視されている物流。

ECサイトを運営している事業者にとっても物流は切り離せない分野ですが「他の重要な業務に追われて、なかなか物流面を見直す機会がない」という方も多いでしょう。

しかし物流業務を見直すと、効率化やコスト削減などができるポイントが見つかるかもしれません。

まずは物流の業務を工程別に分け、内容を整理してみましょう。

<物流の業務フロー>

  • 入荷・入庫:商品を受け取り倉庫に入庫する
  • 商品保管:商品の劣化を防いで管理する
  • 出庫:注文があった商品を倉庫から出す
  • 梱包・発送:商品を梱包して配送業者に受け渡す

物流を改善するためには「これらの中のどの工程に改善すべきポイントがあるのか」という視点でチェックすることが重要です。

2.物流改善のポイント

前項でご紹介した業務フローごとに、物流面での改善ポイントを見ていきましょう。

①入荷・入庫

今まで業務を行ってきた上でミスがなかったかの洗い出しを行いましょう。

入庫の際にミスが出ると、ユーザーからの注文を受けて商品を出してくるピッキングの作業で時間のロスが発生します。

そのため、商品を入荷・入庫する際は、正確な在庫数・位置を意識して作業することが欠かせません。

商品を識別するためのハンディターミナルを導入し、商品とバーコードを紐付けることで、ミスを防ぎながらスピーディーな入荷作業を目指すことが一般的です。

また、在庫数をインターネット上で管理するシステムを導入してもいいでしょう。

正確に入庫することは、この後の作業の効率性にも影響があります。

②商品保管

商品を劣化させずに保管するため、温度や湿度を管理ができているか確認しましょう。

また、盗難などのトラブルを防ぐため倉庫のセキュリティ面にも気を配りましょう。

決算時などの節目には、商品の在庫をチェックする棚卸しの作業を行います。

システムやハンディターミナルを使った商品保管をしていれば、棚卸しで商品を数える手間も省けます。

③出庫

出庫の工程では、ユーザーの元へ素早く商品を届けるため、スピーディーなピッキングが求められます。

しかし、スタッフの手によるアナログな作業が多くなるため、急げば急ぐだけヒューマンエラーが発生しやすい工程とも言えます。

特にアパレルなどの小売業では、似たような商品や商品ごとのサイズ・カラー展開が存在し、見間違えなどのピッキングミスが起こりがちです。

商品に貼り付けるラベルを目立つようにして見間違えを防ぐなど、細かな工夫を重ねていきましょう。

スタッフの目視だけに頼らずハンディターミナルを利用することで、見間違いなどを防ぎ、スピーディかつ正確な作業を行うことも重要です。

また、商品を倉庫内で探す際、該当する棚に取り付けられたランプが点灯する「デジタルピッキング」のシステムを取り入れて効率化する企業もあります。

④梱包・発送

ユーザーの手に直接届く梱包・発送の工程では、誤った住所に発送したり、商品の個数を間違えたりすれば、企業としての信頼にも関わります。

ミスを避けるためには複数人によるチェック体制を設けるといいでしょう。

しかし、時間やスタッフの負担を考えると、そこまでの余裕がないという企業も存在します。

商品を入れる梱包材を見直してコストを削減したり、熟練のスタッフを配置して時間を短縮したりと、考えられる改善策を地道に試していくことも大切です。

3.物流改善の進め方・考え方3つ

前章ではフローごとに改善ポイントをご紹介しましたが、本章では物流を改善する上で知っておきたい考え方を、全体を通しての具体的な改善ポイントとともにご紹介します!

①ミスを防ぐ

スタッフの手による作業が多い物流は、ヒューマンエラーが発生しがちです。

ミスが発生すれば修正のための時間やコストが発生するため、ミスを未然に防ぐ体制作りが重要になります。

そのためには、以下をはじめとする取り組みを行うといいでしょう。

<ミスを防ぐための取り組み例>

  • 入荷時や発送前のダブルチェックを徹底する
  • 倉庫内の整理を行い、ピッキングミスが起こりにくい環境を作る
  • ミスが起きたら報告し、改善策を考えて実行する仕組みを作る
  • ミスが起きた時の報告ルートを整備し、マニュアル化する

「ミスが出ないようにスタッフに集中してもらう」などスタッフ側に負荷を与えることは避け、仕組みやマニュアルによる改善を心掛けましょう。

②3Mを減らす

業務改善において排除すべき要素として「3M」が知られていますが、物流の分野においても活用されています。

初めて聞くという方向けに、まずは3Mの内容をご紹介します。

<3M>

  • ムリ:スタッフが持っている能力以上のことを求める状態
  • ムダ:スタッフの能力に対して負荷が下回っている状態
  • ムラ:ムリとムダが混在し、不安定な状態

これらの3Mは、業務量に対してスタッフの人数や能力が合っていない場合に生まれます。

スタッフの配置を見直すことや、そもそも人的なリソースに頼りすぎない工程を構築するなどの取り組みが有効です。

③作業工程の管理

「物流業務が効率化されない」と感じている際は、どこかしらにボトルネックとなる工程があるものです。

ボトルネックとなる工程を見つけて改善していくためには、普段の作業工程を意識的に捉え、管理していくことが重要です。

ミスが起きた時間や場所、工程を記録するルールを設けましょう。

記録がある程度の量溜まってきたら、ミスの起きやすい工程・状況を分析し、改善策を検討します。

改善策を一定期間試してみて、その効果を検証するなど、PDCAの考え方を取り入れます。

中には、ミスや遅延が起きた作業を自動でデータ化し、改善点を提案してくれるシステムも存在します。

EC事業の規模によっては、システムの導入を検討することも大切です。

4.まとめ

物流改善のポイントや、必要となる考え方などについて解説してきました!

物流には多くの業務があるため、それぞれの工程に分けて改善できるポイントを探すことが一般的です。

しかし、商品の企画やプロモーションなど、より重要な業務に時間や労力をかけたいと感じている方も多いのではないでしょうか。

「物流業務を見直したいがなかなか余裕がない」「より効率的なEC運営を目指したい」といった場合は、ぜひ「株式会社AVROVE」にお気軽にご相談下さい!

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