AmazonのFBAで儲からない理由について〜解決策まで徹底解説します!〜

こんにちは、BIZROVEの上原です!

今回は「AmazonのFBAで儲からない理由」についてのご紹介です。

この記事では、「AmazonのFBAを利用して出品しているけどなかなか儲からず困っている…」という方向けに、その理由から解決策まで丁寧に解説していきます。

まさに自社商品の出品にFBAを利用しているが利益がなかなか出ないというEC担当の方や、FBA納品を検討しているという方には必見の内容となっていますので、ぜひ最後まで読んで行って下さいね。^^

1.AmazonのFBAが儲からない理由

AmazonでFBAを利用して儲からない大きな原因と考えられるものは2つあります。
以下で1つずつ解説していきます。

①販売手数料・在庫保管手数料がかかる

Amazonには大口出品と小口出品というものがあり、Amazonで出品する際にはこの2種類の手数料は異なる仕組みとなっています。

大口出品の方がAmazonの販売手数料が高く設定されているのです。
※大口出品と小口出品についての詳細はこちらをご覧ください。^^

FBA料金シミュレーターを用いて大口出品と小口出品それぞれにかかる手数料を比較してみると以下のようになります。

手数料を見やすく表にすると以下のようになります。


小口出品大口出品(FBA)
FBA手数料0円975円
在庫保管手数料0円233円
合計0円1,208円

ただ、これだけで小口出品の方が儲かるとは言えません。

大口出品の場合は、商品が販売された後の発送送料が無料になるのです。

上記の場合だと、小口出品者が自己発送する際の発送料金が1,208円以内であれば小口出品の方が利益が大きいということになります。

あなたがどんな大きさの何の商品を出品するのかによっても、Amazonに出品する際の販売手数料やAmazon倉庫への在庫保管手数料などが変わってきますので、しっかり把握した上でFBAの利用を検討する必要があります。

②Amazon倉庫に納品する発送費用がかかる

FBAを使うと、購入したお客様の元への発送はAmazonが行ってくれますが、出品者はまず商品をAmazonの倉庫に納品する必要があります。

Amazonに納品する商品が大きければ大きいほど、必然的に1個あたりの納品の送料もかかってきます。

FBA納品を行う前に、納品するための送料もしっかり考慮した上で、利益がどのくらい手元に残るのかを考えておかなければなりません。

「赤字になってから気づいた…」ということのないようにご注意ください。

③商品の売れ行きが悪い

前述したように、FBAでは1商品に対して「固定」で手数料がかかるため、商品の売れ行きが悪いとその分、売上に占める固定の手数料の割合が高くなってしまいます。この場合は、商品の売れ行きを上げるためのSEO対策・CTR(購入率)を上げることに注力する必要があります。

④広告費用をかけすぎている

Amazonには大きく「スポンサープロダクト広告」「スポンサーブランド広告」「スポンサーディスプレイ広告」の3種類の広告が存在します。

商品に対するアクセスを増やすために広告を出稿されている出品者様も多いのではないでしょうか?

しかし、広告は事前調査をせずおもむろに様々な商品に対してかけてしまうと、利益を大きく圧迫してしまう可能性があります。

そうならないためにも、費用対効果を計算して適切な広告を運用をすることが大切です。

2.AmazonのFBAで「儲からない」を避ける方法

あなたがAmazonのFBAで「儲からない」という状況を避けるためには、以下の2つの方法を実践することをおすすめします。

①事前にFBA料金シミュレーターで利益を確認する

記事冒頭で大口出品と小口出品それぞれにかかる手数料の比較で「FBA料金シミュレーター」を使用しました。

独自の計算方法で損益計算をしている場合は、このFBA料金シミュレーターを使用してみて下さい。

FBAシミュレーターを使用すると実際の利益額が明確になるので、思っていたよりも利益が残らないことに驚くかもしれません。

FBA納品を既にされている方もこれからFBA納品をする予定の方も、Amazon公式のこのツールを活用してみて下さいね。

※FBA料金シミュレーターの詳細はこちらです。

②FBAに在庫を納品する送料を抑える

FBA納品の際に利用する送料に関しては、以下のような条件が違うとどの運送会社が最安になるかも変わってきます。

  • 地域
  • 納品する倉庫の住所
  • 納品する商品数(ダンボールのサイズ・重量)

あなたがFBA倉庫に出荷する際には、配送元の地域や納品先のFBA倉庫の住所、そして納品に使用するダンボールのサイズや重量から、どの配送業者が一番安いのかしっかり調べた上で配送を依頼するようにしましょう。

1回の送料の差が大したことないと感じても、年間を通すと大きな差になることもありますので、最安の運送会社を見つけるようにしてみて下さいね。

③SEO対策・CTRの改善をして商品の売れ行きをUPする

商品の売れ行きが悪いと、売上に対する固定手数料が占める割合が高くなってしまい、利益があまり残らない、、、といった事態になりかねません。

そこで、しっかりとSEO対策・購入率の改善を行うことが大切です。
ここでは、SEO対策と購入率の改善方法について少し説明していきます。

SEO対策

SEOには、主に下記のような要素が含まれます。

  • 商品名
  • 商品説明文
  • レビュー
  • 発送の早さ・パフォーマンス
  • 項目の網羅度
  • 検索kwの設定

商品名のルールには、80文字未満推奨・主観的な用語を利用しない等の細かなルールが存在しますが、これらのルールに準拠しSEO対策をすることが必要です。

また、商品名と商品説明の一貫性や関連度もSEO評価の指標となるため、商品説明文には、購入者の検索意図を満たす、商品の特徴をしっかりと記載することが重要です。

その他、出品時の必須項目以外の情報の網羅度や、頻繁に在庫切れが起きていないか、購入者の評価は良いか等様々な要素がSEO対策に関連しているので、商品の売れ行きが良くない場合は、まずはSEO対策ができているか見直し・改善を行うと良いでしょう。

CTRの改善

アクセスが一定数集まっているのにも関わらず、商品の売れ行きが悪い場合は購入率の改善が必要です。

購入率の改善に必要な要素は下記となります。

  • 商品ページの充実度
  • ユーザーの創造・欲求を掻き立てる訴求ができているか
  • 他商品と比較した時の権威性があるか
  • カートを獲得できているか

Amazonには5万点以上の商品が出品されており、比較対象の多い中で、ユーザーに商品を購入してもらうには、商品ページでいかに魅力を伝えることができるかが重要なポイントとなります。

購買心理は一般的に下記の順序で進むと言われています。

【一般的な購買心理】

  • 興味⇒想像・欲求⇒比較検討⇒決定⇒決済

商品の1枚目の画像で興味を引き、ページ流入後は上記に示したようなユーザーの創造・欲求を搔き立てる訴求や他商品と比較した時の権威性をしっかりと伝えることが大切です。

また、Amazonにおける購入率に最も影響するのは「カート獲得率」と言っても過言ではありません。
カート獲得に関しては、下記の記事で詳しく解説していますので、こちらもぜひご参照下さい。

Amazonでカートを獲得できない時はどうする?具体的な方法を徹底解説!

④広告運用を適正化する

前述したように、Amazonで広告を出稿している場合、売上に対する「広告費用」が占める割合が高くなってしまうと、利益を圧迫してしまいます。

広告の費用対効果や、売上に対する広告費用が占める割合については、セラーセントラルにログインすると確認することができます。

広告における効果の指標である「ACOS」や「ROAS」についてや、効果的な広告の運用方法については、以下の記事で詳しく解説しています。

AmazonのACOSとは?効果的な広告の運用方法を紹介

3.まとめ

以上が、AmazonFBAで儲からない理由と解決策のご紹介でした。

FBA納品は、FBA倉庫に納品する際にも細かい作業が必要で、納品個数が増えれば増えるほど、作業時間もその分の人件費も必要になってきます。

もしあなたの会社で、そんな物流業務が大きな負担になってきているのなら、物流代行業者にFBA納品の作業を依頼するという手もあります。

物流代行業者を利用すると、物流に関する業務が一気に削減され、物流に関する様々な負担を軽減することができます。

物流業務をアウトソーシングして、軽減された分浮いたリソースを、本来売上を伸ばすために注力すべき商品企画やマーケティング、広報に力を注ぐことも可能になります。

これから更なる売上拡大のためにも物流業務を改善したい、AmazonなどのECでの販売に困っているなど、Amazonの運用について相談・外部委託したいという方はぜひ「株式会社AVROVE」にお問い合わせ下さい。

豊富な知識と経験を持ったプロフェッショナルが、御社の悩みに併せてご提案致します!

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株式会社ACROVE: https://acrove.co.jp/contact/ 

TEL: 03-6276-5111

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