こんにちは、BIZROVEの高橋です!
今回は「楽天サービス「ラクーポン(RaCoupon)」の概要」についてのご紹介です。
楽天市場でのクーポン発行システムのラクーポンはどのようなものであるのか、設定できる項目はどのようなものがあるのか徹底解説していきます。
今後楽天市場に出店を検討されているEC担当の方にとっては必見の情報を分かりやすくご紹介していますので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。^^
1.ラクーポンとは
「ラクーポン(RaCoupon)」とは楽天が展開するクーポン機能を指します。
楽天でクーポンを発行・使用するための機能=ラクーポン(RaCoupon)という認識です。
楽天はAmazonのクーポン発行機能と比較すると制約なしでクーポン機能を利用することができます。
楽天で自店舗を運営する人にとっては販促施策の第一歩であり、クーポン施策を理解することで実際に売上向上を目指すことができます。
しかし、実際にクーポン施策を実施したいけど、楽天でどのように設定するのか分からないという担当者様もたくさんいらっしゃるので、どんな項目を設定するべきか解説します。
2.ラクーポン設定可能項目について
では実際にラクーポンでどのような設定が可能なのかを紹介します。
- 購入数量・利用金額の条件設定
- 対象商品の設定
- 値引き設定
- 会員ランクの設定
- 公開可否
- 1ユーザーあたりの全利用回数制限
- クーポン併用可否
- クーポン有効期限
購入数量・利用金額の条件設定
クーポンを使用する際にどれくらいの金額から条件を適用するか、何個以上購入すれば条件が適用になるかなど、購入した商品の条件によってクーポンの適用可否を設定することができます。
- 指定なし
- 「○円以上購入の場合」に利用可能
- 「○個以上購入の場合」に利用可能
例えば、「5000円以上購入した場合、送料無料!」、あるいは「3個以上まとめて購入した場合30%OFF!」などです。
対象商品の設定
どの商品をクーポン対象とするかを決定します。指定しない場合はショップ全体で利用可能という条件になります。
- 指定しない=ショップ全体で利用可能
- 指定する=特定の商品で利用可能
「指定する」を条件として設定した場合、商品管理番号でセール対象商品を選定します。また商品は複数選択が可能です。
値引き設定
商品をどれくらい値引きするか設定します。
- ○円OFF
- ○%OFF
- 送料無料
以上の3つから選択可能です。
会員ランクの設定
クーポンが利用可能なユーザーの会員ランクを設定します。会員ランクとはショップ単体の設定ではなく、楽天全体での会員ステータスを指します。
例えば、「指定しない」、「シルバー/ゴールド会員のみ」など設定が可能です。
一般的に指定しない企業が多いので、基本的には「指定しない」で問題ありません。
公開可否
発行したクーポンをすべてのユーザーが利用できるようにするのか、一部の特定のユーザーしか利用できないようにするのか設定します。
- 公開にした場合
商品ページにポップアップで全ユーザーに対してクーポンが表示されます。 - 非公開にした場合
クーポンコードやクーポンURLを知っているユーザーのみにクーポンが表示されます。
非公開に設定した場合の具体的なユーザーの利用導線については、クーポンURL経由とクーポンコード経由の2種類があります。
クーポンURL経由の場合、URLをサイトやメールで告知することで、そのリンクにユーザーがアクセスすることでクーポンを取得し、購入してもらいます。
クーポンコード経由の場合はメールやサイトで告知することで、取得専用画面リンクから
( https://coupon.rakuten.co.jp/inputcode)取得していただきます。
この設定を行うことで、例えば「メルマガ会員限定!」あるいは「このページをみた人限定!」などのユーザーにとって限定的なセールが可能になります。
1ユーザーあたりの全利用回数制限
発行したクーポンが実際に何回利用することができるかの設定です。
これがあることで「先着200名様!」といったように限定的なキャンペーンを展開することができます。
クーポン併用可否
他クーポンと併用することができるかの設定を行います。
何か特別な狙いがない限り、併用不可設定にした方が条件が複雑化せず、効果検証がしやすいです。
クーポン有効期限
ユーザーがクーポンをどれくらいの期間利用できるのかを設定します。
開始時刻と終了時刻を選択できますが、クーポンは発行してから1時間利用できないので、発行する時刻の60分後から開始時刻を設定できます。そして終了時期は最大3ヶ月となっています。
この設定を利用し、期間限定セールなどを開催することができます。
以上がラクーポンで設定できる項目となります。
標準機能でもクーポン機能はかなり充実しておりますので、モールでもある程度キャンペーン施策を行うことができそうですね。
3.ラクーポン設定方法
では、実際にラクーポンを設定する項目について解説します。
クーポン名
クーポンの名称を設定します。
強調したい表現を冒頭に書きながら、店舗名や割引内容など一目でどのようなクーポンかユーザーが分かるように設定しましょう。
クーポン詳細説明文
クーポンがどのような条件で設定されているのか記載するクーポン詳細説明文です。
必須ではありませんが、100字まで記入可能なので、以下の内容を記載しましょう。
- クーポン内容
- 利用条件
値引きプラン
- ○○円OFF
- ○○%OFF
- 送料無料
以上の3つの内容を選択して設定できます。
クーポン有効期限
クーポンが利用可能な有効期限を設定しましょう。
クーポンが利用開始前の日でも、クーポン自体の取得は可能です。
公開可否
クーポンを楽天の全ユーザーに対して取得できるようにするか、あるいは限定したユーザーのみ取得できるかを設定します。
「公開する」を選択した場合、商品ページにクーポンがポップアップで表示されます。
1ユーザーあたりの利用回数条件
1人あたり何回クーポンを利用できるかを設定します。
無制限にしてしまうと何回でもユーザーがクーポンを設定してしまいます。
基本的には1ユーザー1回までが推奨です。
利用金額・購入個数の条件
クーポンを利用するための、購入条件の設定です。
- 指定なし
- ○○円以上購入の場合は利用可能
- ○○個以上購入の場合は利用可能
上記の3つから選択できます。
店舗の平均購入金額や利益率などを上げるためには「金額条件」を選択して、自店舗の平均購入金額より少し上の金額で設定することが良いです。
対象商品
対象商品の選定を行います。
全商品を対象とするか、特定の商品のみを対象とするか設定します。
4.広告を通して設定するラクーポン
また楽天では広告を通してクーポンを設定できます。
設定できるクーポンは以下の通りです。
- クーポンアドバンス
- クーポン特集
- クーポンニュース
クーポンアドバンス
クーポンアドバンスとはユーザーの購買履歴に合わせて、購入可能性が高い商品に対して、自動で適切なクーポンを提示するクーポン機能です。
購入に対しての成果報酬型の広告となるので、損をすることなく活用できます。
クーポン特集
クーポン割引額や類似商品が集められた特集ページがあります。
クーポン対象商品を探している購入意欲の高いユーザーのため、CVRが高いです。
このページに自社製品を掲載することで、売上アップを図ります。
クーポンニュース
楽天の会員向けのメルマガの1種に、クーポンも同時に配布するメルマガがあります。
アクセスを獲得しながら、クーポンによる割引訴求で購入率を高めることができます。
5.まとめ
以上がラクーポンの概要と設定できる内容についての解説でした。
楽天で売上を上げるためにクーポンを活用することは常套手段となりますので、是非設定方法をマスターしてご活用ください。
もしあなたが楽天や自社ECでの販売に困っている、そもそも進出すべきか分からず相談したいという場合は、ぜひ「株式会社AVROVE」にお問い合わせ下さい。^^
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