【EC担当者向け】楽天DAELとは?メリットとデメリット、活用方法を紹介します

こんにちは!Bizroveの高橋です!

EC担当者の皆さん、「販売価格に制限があって販売促進のキャンペーンが行いにくい」

こんな悩みをお持ちでないでしょうか。

認知度を拡大したり、アクセス数や申込数を伸ばしていくためには、時として販売促進キャンペーンが必要です。しかし、業界や商品によっては厳しい規制があり、値引きやキャッシュバックができない商品があるかと思います。

そんな状況のEC担当者に向けて紹介したいのが「楽天スーパーDEAL」です。楽天スーパーDEALは値引きをせず販売促進のキャンペーンが実施でき、値崩れやブランドイメージが低下することなくユーザーへポイントとして還元できる非常に有効な施策です。

この記事では楽天スーパーDEALの概要とメリットデメリットを解説します。ぜひ最後までご覧ください!

1.楽天スーパーDEALとは

楽天スーパーDEALとは、楽天市場で開催されている対象商品の購入金額の一部をポイントで還元するサービスです。

通常の楽天市場では商品の購入金額の1%分がポイントとして還元されますが、楽天スーパーDEALの対象商品であれば最低10%〜最大50%とかなり高い利率に設定されています。

また、楽天会員(ユーザー)であれば誰でも利用でき、面倒なエントリー手続きは一切不要なのが特徴です。

例えば、5,000円の商品を通常の楽天市場で購入した場合、100円につき1ポイントが付与されるので50ポイントが還元されます。一方で楽天DEAL開催時に購入した場合、仮に50%ポイントバックの商品であれば2,500ポイントが付与されるため、実質2,500円で購入することができます。

出典:楽天市場「楽天スーパーDEALとは?」

2.楽天スーパーDEALのメリットとデメリット

メリット

楽天スーパーDEALに参加するメリットは2つあります。

  1. 露出・認知度を高めることができる
  2. CVRが上がり申込数が増える

①露出・認知度を高めることができる

楽天スーパーDEALは「広告」という位置付けのためRMSからエントリーすることで楽天スーパーDEALの対象商品として登録することができます。登録後は、広告が検索画面トップに表示されたり、タイアップ枠として露出が増えていきます。(タイアップ枠は30品以上の登録が必要)

例えば、ユーザーが楽天市場で商品を検索する際に「楽天スーパーDEAL」のロゴが表示されることでアイキャッチとしての効果を発揮したり、還元率の高さがきっかけで普段よりも多くのユーザーを商品ページへ誘導することができます。結果として、楽天スーパーDEALに参加することでクリック率・アクセス数が増加し、申込件数を最大化することができます。

さらに、楽天スーパーDEALには専用の検索ページが用意されており、そのページでは楽天スーパーDEALの対象商品のみが掲載されています。つまり、通常よりも競合が少ない状態でラインナップされるためユーザーに選んでもらえる確率がかなり高くなります。

②CVRが上がり申込数が増える

楽天スーパーDEALのメリットは集客力アップだけではありません。高ポイント還元によりCVR(楽天市場でいう”転換率”)が大きく上がることが見込まれます。

通常であればユーザーは競合と比較したり、利用者の口コミをみたり…と購入前の多数の比較・検討を行ったうえで申込みするため、どうしてもCVR(転換率)は低くなりがちです。しかし期間限定の楽天スーパーDEALであれば、”期間限定”という誘惑だけではなく、高ポイント還元があることでユーザーのお財布がかなりゆるみます。

そのため通常よりもCVRが高くなり、申込数の大幅アップを狙うことができます。

デメリット

反対に楽天スーパーDEALに参加するデメリットは1つしかありません。それは「リピート率が低い商品は投資回収できない」という点です。

楽天スーパーDEALは通常の販売手数料に加えて①楽天スーパーDEALの広告料金(成果報酬式)②ポイント還元コストが必要になります。①の楽天スーパーDEALの広告料金は売上の10%と決められています。

例えば、5,000円の商品を楽天スーパーDEALへ掲載し、購入金額の50%分のポイント還元を実施すると、①500円(5,000×10%)と②2,500円(5,000×50%)の合計である3,000円が広告費となります。これはEC事業者にとって非常に大きなコストです。

それをリピート率が低い商品に適用してしまうと「申込獲得まで大きなコストをかけたにも関わらず投資回収できずに解約されてしまう」という事態になりかねません。リピートが見込めない商品は利益を吐き出すだけになってしまうため、二回目以降も購入が見込めるような高LTVの商品で参加するようにしましょう。

※当然、通常販売時に発生する手数料は別途発生します。

3.楽天スーパーDEALの活用方法

ここまでは楽天スーパーDEALのメリットとデメリットを紹介してきましたが、総じてメリットの方が大きいためEC事業者は絶対に参加した方が良いです。

ただし、楽天スーパーDEALに参加する目的は「入口」として活用することを強くおすすめします。というのも、楽天スーパーDEALは成果報酬式で売上の10%+ポイント還元分が広告費として必要になるため、正直なところ利益率自体は悪くなってしまいます。

しかし、露出効果は絶大です。メリットでもご紹介したように、通常であれば数十万点の競合と比較されますが、楽天スーパーDEALでは企画ページへの掲載や、対象商品のみが表示される検索窓、対象商品を絞る機能など、導線が多く用意されていため、「商品を認知させ、新規にまず購入してもらう」という入口戦略にはぴったりです。

4.楽天スーパーDEALの参加方法

楽天スーパーDEALは開始時間、終了時間が決まっています。

原則、毎日開催されているため「午前10時〜翌日の午前9時59分」が開催期間です。掲載したい期間を決めたうえでRMSから楽天スーパーDEALへエントリーします。

  1. 管理画面で「商品管理」を開き「イベント申請」からスーパーDEALを選択
  2. 「エントリー企画一覧」が開くので右上の「新規エントリー」を選択
  3. エントリー画面が開くので①掲載枠の種類②掲載内容を入力
  4. 確認画面が表示されるので内容を確認し「エントリー」ボタンを押下

※広告枠の種類について

広告枠には「DEALサーチ枠」「広告枠」の2種類があります。

「DEALサーチ枠」はエントリーの翌日から掲載可能です。また、画像や広告文は自動生成されるため準備不要です。

「広告枠」は掲載希望日の14日前に申請が必要です。加えて、画像やテキストはEC事業者側で準備が必要です。

※エントリー時の注意点

以下の内容で掲載すると審査で落ちてしまうため、下記内容をクリアするよう内容を調整しましょう。

  • 同一商品を同時期に重複エントリーする事(コピーページでエントリーした場合も重複扱い)
  • 商品審査合格後に商品の価格を変更する事
  • スーパーDEAL開催期間に関わらず、商品名に「スーパーDEAL」、「%ポイントバック」と記載する事
  • スーパーDEAL開催期間外に、PC用キャッチコピー・PC用商品説明文・スマートフォン用商品説明文、PC用販売説明文に「スーパーDEAL」、「%ポイントバック」と記載する事
  • 掲載終了直後に大幅な値引きを行う事
  • エントリー後に商品ページを削除して、作成し直す事

出典:楽天市場「店舗運営ナビ、楽天スーパーDEALエントリー方法」

5.まとめ

楽天スーパーDEALは入口戦略として活用すべき!

繰り返しになりますが、通常であれば数十万点の競合と比較されますが、楽天スーパーDEALでは企画ページへの掲載や、対象商品のみが表示される検索窓、対象商品を絞る機能など、導線が多く用意されていため、「商品を認知させ、新規にまず購入してもらう」という入口戦略にはぴったりです。中小規模のEC事業者こそ楽天スーパーDEALに参加して認知拡大・売上拡大を狙っていきましょう。

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