【意外と知らない】Amazon Vineってなに?〜メリット・デメリットなど〜

こんにちは、BIZROVEの上原です!

今回は「Amazon Vine」について紹介していきたいと思います!

「聞いたことはあるけど、実際なんのことなのか分からない…」という方もいるかと思うので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。

Amazonでの売り上げアップを考えている方には、見逃せない内容になっていますよ。^^

Amazon Vineとは

よく「Amazon Vine」と言われているものは、「Amazon Vine 先取りプログラム」のことを指します。

「Amazon Vine 先取りプログラム」とは、購入を検討している他のユーザーの役に立つ、率直なカスタマーレビューを投稿した実績のあるユーザー(以下Vineメンバー)をAmazon側が選出して招待をし、1商品につき最大30件のレビューを投稿してもらうことができるプログラムです。


元々は(2010年6月~)、Amazonベンダーセントラルのみで提供していたプログラムでしたが、2020年1月頃にセラーセントラルでも利用可能となりました。

(Amazonベンダーセントラルについては、こちらをご参照ください。^^)

Amazon公式サイトには以下のように記載されています。

Amazon Vineについて
Amazon Vineとは、Amazonで最も信頼できるレビュアーを招待し、新商品についての意見を投稿してもらうプログラムのことです。これにより、購入者は十分な情報に基づいて商品の購入を決定することができます。Amazonは、Amazonで購入した商品について投稿されたレビューを分析し、選定した購入者にAmazon Vineメンバー(Vine Voice)への参加を招待します。このプログラムに参加している出品者は、Vineメンバーの特定のグループに商品を無料で提供し、商品のカスタマーレビューを投稿するよう依頼することができます。Amazon Vineは、商品の認知度を高め、在庫の回転率が遅い商品や新規のASINの売り上げを伸ばすことに役立ちます。また、出品者が販売する新商品について購入者が十分な情報に基づいて購入の決断を下すのに役立ちます。

引用元:Amazon Vineについて

VineメンバーにはAmazon内でも特に評価の高いトップのレビュアーが選ばれており、出品者はこれから発売する予定の予約商品や新商品のサンプルをVineメンバーに無料で提供することで、カスタマーレビューを投稿してもらうことができます。

Vineメンバーによるレビューと、そうでない通常の購入者のレビューは違いが分かるように表示されます。

下記画像のように、Vineメンバーによるレビューには「Vine 先取りプログラムメンバーのカスタマーレビュー」というテキストが緑色で表示されるようになっています。

Amazon Vine 参加条件について

レビューをVine メンバーに依頼する商品には、参加条件があります。

どんな商品でもAmazon Vineでレビューを集めることができる訳ではないため、注意が必要となります。

Amazonが指定している、参加条件は以下です。

参加資格を得るには、次の基準を含め、登録商品がこちらに記載されている参加資格を満たしている必要があります。

Amazonブランド登録で登録されているブランドである
商品詳細ページのレビュー数が30件未満である
コンディションが「新品」の購入可能なFBA出品商品がある
アダルト商品ではない
Amazon Vine登録時に出品を開始している
在庫がある
商品の画像と説明がある

引用元:Amazon Vineについて

Amazon Vineへ参加するメリット

①購入率アップが期待できる

購入者は、ECサイトで商品を買うことは実際の店舗で買い物をする時と違って、商品を実際に手に取って見ることができません。だからこそ、他の購入者が買ってみた感想である「レビュー」がとても重要になります。

したがって、高評価レビューが多い商品と何のレビューもない商品は、高評価レビューが多い商品の方が購入率は高くなるのです。

(Amazonレビューの重要性についてはこちらをご覧ください。)

出品したばかりの初期段階で「とりあえず広告を回して何とか検索上位に表示させて、売上を上げていく」という手もありますが、レビューがある状態で広告を回す方が、さらに高い購入率を期待できます。

②レビューを早く獲得出来る

「出品開始したものの、レビューがなかなか増えない」という経験をしたことのある出品者様も多いのではないでしょうか。

Amazon Vineを利用することになった場合には、まず出品者が対象商品を一度FBAに納品し、次にAmazonが対象商品を希望したVineメンバーに対して商品を発送してくれます。後はそのAmazon Vine対象商品のレビューをVineメンバーが記入するのを待つだけです。

出品者からすると、発送作業をAmazonに任せて、レビュー獲得までまとめて行うことが出来るので嬉しいですよね。

③上質なレビュー獲得が期待できる

一般のお客様が購入した後に書いてくださるレビューには、長文の文章もあれば1行程度の短文で、誤字脱字が多かったりと、商品の魅力あまり伝わらず、逆プロモーションになってしまう可能性もあります。

一方VineメンバーはAmazonのヘビーユーザーで、書いてくれる商品レビューは比較的長文の傾向にあります。

また同梱物や商品の画像をつけてレビューを投稿してくれたりと、丁寧なレビューが特徴なので、上質なレビュー獲得が期待できます。

Amazon Vineへ参加するデメリット

①高評価レビューを書いてもらえると限らない

出品者から無料で提供された商品なので、Vineメンバーの評価は高評価になるのではという期待をしてしまいます。

しかし、VineメンバーはAmazonのヘビーユーザーでもあるので、数多くの商品を購入し使用した経験があり、商品をあらゆる角度から見て客観的に評価します。

出品者から、「いい評価をしてください」と言う指示はAmazonの規定上出来ません。
そのため、商品に対する実際の感情を良くも悪くもはっきり書く可能性が高いのです。

②レビュー投稿の締切期限がない

出品者は、Vineメンバーへレビュー投稿の締切期日を切ることは出来ません。

そのため、「Vineメンバーへ対象商品の発送も完了しているのに、なかなかレビューが投稿されない…!」いうことが起こる可能性があります。

Vineメンバーと直接コンタクトを取ることはできないため、出品者としては早く書いて欲しいという気持ちになるかもしれませんが、レビューが投稿されるまで待つことになります。

③全ての商品がAmazon Vineに参加出来る訳ではない

「2. Amazon Vine 参加条件について」で前述した通り、全ての商品がAmazon Vineのプログラムに参加できる訳ではありません。

もし自分が出品している商品が、Amazon Vineの参加対象になっていない可能性もありますから、しっかりと条件の確認をし、適宜条件を満たしてから参加をする必要があります。

④手数料がかかる

2021年11月11日から、1商品あたり22,000円の手数料がかかるようになりました。

対象商品に対して最初のVineレビューが公開された日から7日後に、登録商品ごとに1回ずつ請求されることになりました。

まとめ

以上が、Amazon Vineについての概要から、メリット・デメリットの解説でした。

いかがでしたでしょうか?

レビューを増やして購入率アップをしていきたい出品者様は、ぜひ参加条件を確認した上で、Amazon Vineへの参加を検討してみるのも良いかもしれません。^^

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