【知ってるようで知らない!?】Amazonマケプレプライムを解説します!

こんにちは、BIZROVEの上原です!

今日は「Amazonのマケプレプライム」について紹介していきたいと思います。

Amazonの売り上げ拡大戦略を考えているEC担当者の方などは、必見の内容となっていますので、ぜひ最後まで読んでいってください。

1. Amazon マケプレプライムってなに?

「Amazonマケプレプライム」とは、大口出品として出品している出品者が、自社発送する商品を「Amazonプライム対象商品」として販売することができるサービスのことを指します。

簡単に言うと、自社発送の商品でもprimeマークを付けることが出来ると言うことです。

以前までは、primeマークがついている商品はFBAといって、Amazon倉庫から発送される商品のみについていました。

しかし2016年より、自己発送でも一定の条件を満たせばprimeマークをつけられるようになりました。

Amazonの画面では以下のように記されているマークです。

2. マケプレプライムの参加要件

そんな自社発送でもprimeマークをつけることが出来る「マケプレプライム」には、まずトライアルの期間を通じて、プライムの配送品質と顧客満足度の要件を満たす必要があります。

そのトライアルを完了すると、マケプレプライムへの参加資格が付与されるという仕組みです。

トライアルからマケプレプライムに進む条件として、Amazonは下記のように指定しています。

トライアルからマケプレプライムに進む条件
トライアルの期間中、以下のパフォーマンス要件を満たす必要があります。

直近10件のマケプレプライムトライアル注文において、注文即日の出荷率(※1)が99%以上、追跡可能率(※2)が94%以上、出荷前キャンセル率が1%未満であること。
※1: マケプレプライムトライアル注文は、購入者が選択した配送サービスにかかわらず、注文締め時間前の受注は即日出荷する必要があります。

※2: 上記の「マケプレプライムトライアル注文で利用できる配送会社と配送方法」をご利用ください。

注: トライアル期間中においては、注文即日の出荷実績を示す必要があり、パフォーマンス要件は期日内配送です。ただし、トライアルを完了してマケプレプライムに参加した際には、期日内配送率(お届け予定日までの配送完了率)96%以上が必要な配送品質の指標の一つとなります。マケプレプライム参加資格をご覧ください。

引用元:Amazon公式 /トライアルからマケプレプライムに進む条件

特に、この中で特に押さえておくべき部分は以下になりますので、しっかりとトライアル期間中に達成する必要があります。

直近10件のマケプレプライムトライアル注文において、

  1. 注文即日の出荷率が99%以上であること
  2. 追跡可能率が94%以上であること。
  3. 出荷前キャンセル率が1%未満であること。

ここに記載されていませんが注意しなければならないのが、マケプレプライムのトライアル期間中は、全国配送料無料で発送をしなければならないということです。

それまで商品価格と配送料金を別に設定していた場合は、配送料金を無料に変更する必要がありますので注意してください。

ここで配送料金を無料にすることを留意の上、販売価格を設定し直す必要もあるかもしれませんので、赤字となってしまわないようしっかり商品価格も確認してみてくださいね。

3. マケプレプライムのメリット

①Amazonプライム対象商品になる

Amazonユーザーにとっては、「プライムだと明日届くから毎回プライム商品を買っている」というくらい、注文した商品がすぐに届くということは当たり前になってきています。

そのため、primeマークがついているとユーザーへ安心感やお得感を感じてもらうことが出来、売れ行きがよくなると言う傾向があります。

②FBA納品が出来ない商品にもprimeマークをつけられる

マケプレプライムに登録している商品は、FBAに納品が禁止となっている商品(冷凍・冷蔵・危険物など)でもprimeマークを付けることが可能となります。

これにより、競合との差別化を見込むこともできます。

③ショッピングカートが獲得しやすい

ここでいうショッピングカートとは、Amazonサイトの商品詳細ページに表示されているカートに入れるボタンのことで、購入者が商品を自分のショッピングカートに入れることにより、購入手続きが開始される仕組みになっています。

Amazonで相乗り出品者がいる場合は、マケプレプライムに登録してprimeマークをつけておくと優先的にカートが取れる一要素となります。

④Amazonカスタマーサービスを利用出来る

原則として、出品者出荷の場合は購入者の問い合わせ・返品対応は自社で行います。

しかしマケプレプライムに登録した商品の場合、Amazonのカスタマーサービスが代理で行ってくれるようになっています。

4. マケプレプライムのデメリット

①prime対象地域への配送料は無料にする必要がある

マケプレプライム商品は、プライム会員に対して配送料を無料にしなければいけないという規定があります。(※プライム対象地域のみ)

しかし、マケプレプライムは出品者発送なので、配送料は出品者負担となります。

そのため、どうしても利益率は下がる傾向にあります。

②迅速な発送対応が必須

マケプレプライムの場合、お急ぎ便で注文が入った場合には即日発送をしなければなりません。

お急ぎ便の締め時間は13時までとなっていますが、14時までに注文があったものはその当日中に対応しなければならないと定められています。

素早い発送作業が必須となるため、配送作業の人員や時間が確保できていなければ、なかなか厳しい条件となってきます。

③配送会社の指定がある

マケプレプライムではAmazon内で追跡が出来る配送方法をしなければならないと定められています。

対応している配送方法は以下となります。

  • ヤマト運輸: 宅急便、宅急便コンパクト、ネコポス、宅急便タイムサービス
  • 日本郵便:ゆうパック、レターパックプラス、レターパックライト

マケプレプライムに登録する場合は、現状はこれ以外を使用することが出来ません。

5. まとめ

以上が、Amazonマケプレプライムの概要、参加要件、マケプレプライムのメリット・デメリットのご紹介でした。

いかがでしたでしょうか?

マケプレプライムは、登録条件さえしっかり維持できていれば、売り上げアップを期待できる重要な方法の一つです。

まずはマケプレプライムのトライアルで導入してみて、その後継続するのか廃止するのか検討してみるといいかと思います。^^

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