こんにちは、BIZROVEの高橋です!
「Amazonのセールにあわせてプロモーションを強化したい」そう思ってもAmazonのセールは種類が多く、かつ時期によって内容が異なるため戦略を立てづらいですよね。
そんなEC事業者に向けてAmazonのセールの種類と開催時期、それぞれの特徴を徹底的に調査しました。
せっかく広告費をかけてプロモーションするなら、Amazonのセール効果を上手く活用して売上アップを目指しませんか?普段Amazonを使わない方でも分かるよう丁寧に解説しているので最後までご覧ください!
1.2022年のAmazonセールのスケジュール表(予想)
ここ数年、Amazonのセールは年明けは「初売りセール」、春先は「新生活応援セール」のように開催タイミングがある程度固定化されています。そのためEC事業者にとってはAmazonセールに合わせた戦略が立てやすく、効率よくプロモーションを実施することができます。以下にてAmazonセールの年間スケジュールをまとめておりますので、こちらを参考に、いつプロモーションを強化すべきか検討してみてください。
月 | セール名 |
1月 | 初売りセール(1月上旬/3日間)、タイムセール(随時開催) |
2月 | タイムセール(随時開催) |
3月 | 新生活応援セール(3月下旬/3日間) |
4月 | タイムセール(随時開催) |
5月 | タイムセール(随時開催) |
6月 | 夏先取りセール(6月上旬/3日間) |
7月 | Amazonプライムデー(7月中旬/2日間)※ |
8月 | タイムセール(随時開催) |
9月 | タイムセール(随時開催) |
10月 | タイムセール(随時開催) |
11月 | Amazonブラックフライデー(11月最終金曜日)、Amazonサイバーマンデー(ブラックマンデー明けの月曜日) |
12月 | 年末の贈り物セール(12月中旬/4日間) |
※Amazonプライムデーは2020年は10月、2021年は6月に開催されています。その年によって多少前後するため要注意です。
2.Amazonセールの種類と特徴
Amazonセールは大きく5つの種類があります。
- Amazon初売りセール(毎年1月)
- Amazonプライムデー(毎年7月)
- Amazonブラックフライデー(毎年11月)
- Amazonサイバーマンデー(毎年12月)
- Amazonタイムセール祭(ほぼ毎月)
①Amazon初売りセール(毎年1月)
特徴 | ・年明け1回目の大型セール・福袋形式で販売可能 |
ユーザーの参加条件 | なし(非プライム会員も参加可能) |
出品者の参加条件 | なし(福袋の出品は審査あり) |
Amazon初売りセールとは年が明けてから1番初めに開催されるセールのことで、商品が届くまで中身がわからない「おまかせ福袋」と、商品詳細ページで事前に中身を確認できる「見える福袋」の2つのタイプが用意されています。「おまかせ福袋」はAmazonが独自に選定するため、出品者は必然的に「見える福袋」として販売する必要があります。なお、福袋は出品者が作成する必要があります。
②Amazonプライムデー(毎年7月)
特徴 | ・プライム会員限定セール・良質な商品が多いため参加者が多い |
ユーザーの参加条件 | ・プライム会員であること |
出品者の参加条件 | ・プライム会員限定割引を適用できる商品があること・出品者の評価が4以上であること・プライム会員以外に対する価格から20%以上割引すること |
Amazonプライムデーとは「プライム会員」に向けて開催されるセールのことで、期間中は「数量限定タイムセール」が開催されます。出品者がプライムデーに参加するには以下3つの条件を満たす必要があります。
・プライム会員限定割引を適用できる商品があること
・出品者の評価が4以上かつ出品商品の星の数が3.5以上
・プライム会員以外に対する価格から20%以上割引すること
またプライムデーで開催されるタイムセールに参加するには出品者の条件と出品商品の条件を満たす必要があります。(例:大口出品者であること、一定以上の評価があること、各種ポリシーに準拠してること)
③Amazonブラックフライデー(毎年11月)
特徴 | ・アメリカの文化から誕生した大型セール・2019年からAmazonが注力している |
ユーザーの参加条件 | ・なし(非プライム会員も参加可能) |
出品者の参加条件 | ・大口出品者であること・1ヶ月あたり5件以上の評価を取得・全体評価の星の数が3.5以上 |
Amazonブラックフライデーは2019年から始まったセールで、その由来はアメリカの年末商戦とされています。アメリカでは11月第4金曜日から年末大型商戦として小売店がセールをしかけ、1年で最大の売上が見込める(=黒字)ためブラックフライデーと呼ばれるようになりました。Amazonもそれにならって2019年より毎年11月の第4金曜日を「Amazonブラックフライデー」として、大規模セールが開催されています。ブラックフライデーで開催されるタイムセールに参加するには出品者の条件と出品商品の条件を満たす必要があります。(例:大口出品者であること、一定以上の評価があること、各種ポリシーに準拠してること)
④Amazonサイバーマンデー(毎年12月)
特徴 | |
ユーザーの参加条件 | ・なし(非プライム会員も参加可能) |
出品者の参加条件 | ・大口出品者であること・1ヶ月あたり5件以上の評価を取得・全体評価の星の数が3.5以上 |
AmazonサイバーマンデーとはAmazonの記念日である月第2週月曜日を挟んで数日間開催する年末ビッグセールです。人気の商品やブランド物、Amazonデバイス等が一気に安くなるのが特徴です。サイバーマンデーで開催されるタイムセールに参加するには出品者の条件と出品商品の条件を満たす必要があります。(例:大口出品者であること、一定以上の評価があること、各種ポリシーに準拠してること)
※2021年はAmazonサイバーマンデーが開催されず、その代わりにAmazonブラックフライデーが単独で1週間という長期にわたって開催されました。
⑤Amazonタイムセール祭(ほぼ毎月)
特徴 | ・ほぼ毎月開催されるセール |
ユーザーの参加条件 | ・なし(非プライム会員も参加可能) |
出品者の参加条件 | ・大口出品者であること・1ヶ月あたり5件以上の評価を取得・全体評価の星の数が3.5以上 |
Amazonタイムセール祭とはAmazon内で月1回開催される小規模セールで、①〜④の大規模セールがない月に開催されています。大手は参加しないケースが多く、あまり広告費を使って集客できない中規模〜小規模のEC事業者に人気があります。
3.Amazonセールごとに人気の商品を紹介!
Amazonは商品数が多くどれが人気か分かりにくいですよね。実際ネット上でも「プライムデーは全然安くない!」や「Amazonのセールは良い商品が見つからない」という声を見かけます。しかし、Amazonセールで人気が集まっているお得な商品は確実にあります。その中でも今回は特に売れている商品だけご紹介します。プロモーション担当の方はこれらと自社商品を比較し、どうすればユーザーに選んでもらえるか戦略を練りましょう。
- Amazonデバイス
- Apple製品
- 電化製品
- 日用品などの消耗品
①Amazonデバイス
AmazonタブレットやAmazonエコー、アレクサ等は時期によりもますが50%OFFで販売されることもあり、他商品と比べてかなり割引された価格で購入できるためおすすめです。また、デバイス関係だけではなく、Amazonプライム会員やAmazonギフト券もセールの対象になります。
②Apple製品
実はAmazonではiPadやApplewatch等のApple製品も取り扱いがあるのをご存知でしょうか。Apple製品は安くても数万円、高いもので20万円の商品もあり高価なイメージがあると思います。そんなApple製品が10〜30%割引される場合があり、Amazonセールでの目玉商品として高い人気があります。
③電化製品
Apple製品と同様に高価な商品を代表するのが電化製品ですね。そんな電化製品もAmazonで販売されており、なんとAmazonセールの対象として大幅な割引が適用されています。テレビや洗濯機、お掃除ロボなどが人気で買い替えを検討されている方にとくにおすすめです。
④日用品などの消耗品
Amazonでも日用品が販売されており、実はこの日用品たちが目玉商品として高い人気を集めています。通常であればスーパーに足を運んで重い荷物を持って帰る必要がありますが、Amazonで買ってしまえば家まで運んでもらえます。そのうえAmazonセールを利用するとスーパーで購入するよりも安く手に入ります。隠れ目玉商品ですね。
4.ユーザーはAmazonセール参加前に事前準備がある
人気商品や数量限定商品は開始数分で売り切れになってしまうことが多々あります。特に数量限定セールは人気の商品が破格の値段で販売され毎回争奪戦状態です。そんなAmazonセールで目的の商品を手に入れるためのユーザーは以下4つの事前準備を行っています。
- Amazonプライム会員になる
- ウォッチリストを活用する
- URLの指定して必要情報だけ表示
- ポイントアップキャンペーンへエントリー
①Amazonプライム会員になる
タイムセールの争奪戦を勝ち抜くためにはAmazonプライム会員に登録することは必須です。たしかにタイムセールは無料会員でも参加できますが、実はプライム会員限定で「選考タイムセール」が開催されており、人気商品はその段階で売り切れてしまうことが多いです。人気商品を確実にゲットするためには事前にプライム会員に登録しておくのが大前提というわけですね。
②ウォッチリストを活用する
プライム会員に登録し事前準備ができた方は「ウォッチリスト」も準備しておきましょう。Amazonのタイムセールは対象商品が事前に公開されているため、ある程度商品の目星を付けておくことができます。とはいえ、タイムセールが始まってしまうと買い忘れがどうしても発生してしまうため、それを防止するために欲しい商品を事前にウォッチリストに登録しておくことをおすすめします。ウォッチリストに登録しておくことで10分前からプッシュ通知を受け取ることができ、買い忘れを防止することができます。
③URLを指定して必要情報だけ表示
以下手順で特定の割引率の商品だけを表示することができます。お得な商品だけ優先して表示させることが効率よくショッピングできます。
- Amazonのトップページを開く
- カテゴリページを開いて、気になるカテゴリを選択する
- その後、検索ボタンをクリックする
- 表示されたURLの末尾に「&pct-off=90-」を入力し再検索する
※数字部分が割引率です。50にすると50%の商品が表示されます
④ポイントアップキャンペーンに事前エントリーする
Amazonではセール期間中に「ポイントアップキャンペーン」を同時開催することがあります。イベント期間中、合計10,000 円以上の商品を購入するとポイント還元率がアップします。
5.まとめ
Amazonセールは事前準備が命!
Amazonセールは通常よりも大幅な流入アップが見込まれるため、しっかりと事前準備を行いましょう。例えば、ユーザーはAmazonセールに向けて事前準備をしっかりと行っています。そのためセール前からしっかりとプロモーションを行い、ユーザーに対して商品をアピールすることがセールの勝敗を分けます。また、出品者がセールに参加するには事前に申請が必要となります。開催時期を常にウォッチし、申請し忘れていてセールに参加できない…とならないようご注意ください。