こんにちは、BIZROVEです!
近年、オンライン決済の多様化が急速に進んでおり、ECサイトもその流れに適応する必要があります。
以前から主流であったクレジットカード決済に加えて、QRコード決済やスマホ決済、ポイント決済など、さまざまな選択肢が登場し、消費者は自分のニーズに合った決済方法を自由に選べる時代となっています。
それでも、決済機能を「なんとなく」で選んでいませんか?
事業者が決済方法を選定する際、シェアの大きさや手数料の安さに基づいて決めることが多いですが、これらだけを重視してしまうと、実際には売上機会を逃してしまう可能性もあります。
本記事では、EC事業者が決済手段を選ぶ際の一般的な基準(シェアや手数料)に加え、ターゲット顧客層の特性や購買行動を踏まえた戦略的な決済手段の選び方について解説します。
ECサイトにおける決済手段の利用実態
SBペイメントサービス株式会社が実施した調査によると、2024年におけるECサイトでよく利用される決済手段は、1位がクレジットカード決済、2位がPayPay、3位が楽天ペイという結果でした。

クレジットカード決済が圧倒的に多いものの、4位にはコンビニ決済がランクインしており、QRコード決済やポイント決済の多様化に加えて、オフライン決済も依然として多く利用されています。
年代別・性別による決済手段の選択傾向
注意が必要なのが、決済手段の選択には年代や性別による顕著な違いが見られる点です。
以下に、年代別および性別での傾向を分析します。


10代の決済手段の選択
10代の消費者は、スマホ決済を好んで利用し、とくにQRコード決済やキャリア決済が人気です。
PayPayやLINE Pay、楽天ペイといったQRコード決済は、手軽に利用できることやSNSとの連携が支持され、若年層に広がりを見せています。
20代の決済手段の選択
20代の消費者もQRコード決済やスマホ決済を多く選んでおり、特にPayPayや楽天ペイが人気です。
クレジットカードも一定の割合で利用されていますが、キャッシュレス化が進む中で、QRコード決済の利用頻度が高まっています。
30代以上の決済手段の選択
30代以上では、クレジットカードが依然として最も利用される決済手段で、とくに高額商品の購入時に多く選ばれています。しかし、QRコード決済やポイント決済の利用も増えており、消費者は「お得感」を求めて決済手段を選ぶ傾向にあります。
性別による決済手段の選択
性別では、男性が楽天ペイを好む一方、女性はコンビニ決済やキャリア決済を選ぶ傾向が強いです。
決済手段が売上に与える影響

ECサイトで物品やデジタルコンテンツを購入する際、もし顧客がよく利用する決済手段が提供されていなければ、55%以上の人がそのECサイトで購入を諦め、他のサイトまたは実店舗で購入することがわかっています。
とくに32%以上の人が他のECサイトや実店舗で購入を検討しており、適切な決済手段を提供することが購買率を上げる重要な要素であることが分かります。
世界の決済事情と今後の日本の動向
日本では上記の決済方法が人気ですが、グローバルで見てみると、決済方法は各国によって異なります。
日本国内での決済方法の人気は、グローバルで見ると国によって異なります。
中国では「支付宝」(Alipay)や「微信支付」(WeChat Pay)といったスマートフォン決済が主流で、クレジットカードの利用は少ない傾向にあります。一方、ドイツでは請求書払いなど銀行振込が好まれるなど、国ごとの決済方法に違いが見られます。
日本国内の動向においても、たとえば、PayPayはオフライン店舗での少額決済で利用されており、2024年11月には決済上限額が50万円から100万円に引き上げられるなど、今後は高額決済にも利用される可能性があります。
PayPayに限らずQRコード決済は、クレジットカードを持てない層や、使いたくない層を中心に利用が増えています。
SHIENやTEMUなどの海外プラットフォームの日本進出が進むなか、セキュリティに対する意識も高まっているため、今後はQRコード決済やApple Pay、Google Payなどのオンライン決済の人気も高まっていくでしょう。
まとめ
オンライン決済の選択肢が増えるなかで、ECサイトが成功するためには、ただ単に人気のある決済方法を取り入れるだけでは不十分です。
重要なのは、売る商材のターゲット層にマッチした決済方法を提供することです。消費者は年齢やライフスタイルによって、使いやすい決済手段を選んでいるため、そのニーズに合った決済方法を選定することが、売上を最大化するための鍵となります。
たとえば、若年層向けの商材を扱っている場合は、スマホ決済やQRコード決済が効果的ですが、30代以上や高額商品を扱う場合は、クレジットカード決済やポイント還元を重視した決済手段が有効です。このように、ターゲット層に最適な決済方法を選ぶことで、購買意欲を高め、売上向上を実現できます。
また、国内外の決済トレンドに柔軟に対応し、常に消費者のニーズに寄り添った決済方法を提供することが、競争優位性を維持するためには欠かせません。商材に最適な決済戦略を採用し、顧客がストレスなく購入できる環境を整えることが、EC事業者の成長に繋がるでしょう。
ACROVEでは、自社ECサイトの構築はもちろん、決済方法の選定を含むサイト設計についてもアドバイスやサポートを提供しています。
お困りごとがありましたら、ぜひお気軽にACROVEまでご相談ください!
情報出典元:
SBペイメントサービス株式会社 – 【2024年度版】5回目となる決済手段のEC利用実態調査結果を公開~クレジットカード利用率の減少が加速。QRコード決済、ポイント決済などに分散~ https://www.sbpayment.jp/news/press/2024/20240718_001374/