こんにちは、BIZROVEです！
今回は、EC事業者が抱える「ECモールと自社ECサイト、どちらに注力すべきか？」という悩みについて、訴求・デザイン・顧客体験の観点から徹底解説いたします。
ECモール（例: Amazon）と自社ECサイト（例: Shopify）には、それぞれ異なる強みがあり、販売者がどちらを選ぶかは事業戦略に大きく影響します。ここでは、AmazonとShopifyの特徴を比較し、どちらがどのような販売者に向いているかを見ていきます。
1. AmazonとShopifyの基本情報
①Amazon
Amazonは1994年にアメリカで設立された、世界的に有名なオンラインショッピングサイトで、現在ではEC業界のリーダー的存在です。膨大な商品数と自社ブランドを取り揃え、多くの消費者に愛されており、Amazonならではの集客力を活かした販売が可能です。
Amazonの差別化ポイント:
- 商品単位での検索結果表示: 購入意思決定をサポートする詳細な商品情報（価格、評価、レビュー等）を提供
- Amazonブランドの集客力: 月間数千万の利用者が集まり、集客の手間が少なくて済む
- Amazon Prime会員: 会員制度により、即日発送や無料配送などの特典が受けられる
- 配送予定日の明確さ: ユーザーに確実な配送日程を伝えることで、安心して購入を促進
②Shopify
Shopifyは2006年にカナダで設立されたECプラットフォームで、世界175カ国、100万店舗以上が利用しています。とくに、コード不要で自社ECサイトを簡単に構築できる点が魅力で、D2C（Direct to Consumer）ブランドを中心に多くの企業が導入しています。
Shopifyの差別化ポイント:
- 簡単に自社ECサイトを構築: 豊富なテンプレートを活用して、独自のデザインが可能
- SNSとの連携: InstagramやFacebookといったSNSと連携することで、販売チャネルを広げられる
- 海外向け販売のしやすさ: 多言語対応、異なる通貨での決済、海外配送が簡単に行える
2. ECモール（Amazon）と自社ECサイト（Shopify）の違い
Amazon（ECモール）
出店形態: Amazon内で自店舗を開設し、Amazonの集客力を活用して販売する形式。
メリット: あらかじめ多くのユーザーが集まっており、集客の心配が少ない。
デメリット: 独自のデザインや自由な販売スタイルが制約される。
Shopify（自社ECサイト）
出店形態: 自分のブランドに合わせたECサイトを自由に構築できるプラットフォーム。
メリット: 完全にカスタマイズされたサイト作りが可能で、独自性を強調できる。
デメリット: 集客には工夫が必要で、マーケティングや広告戦略を考える必要がある。
3. ECモールに向いている販売者
ECモールでの出店に向いている販売者の特徴は、2つあります。
①EC販売初心者の方
ECサイトでの出品、販売の経験が全くない方はAmazonでの出店が向いています。
理由は2つあります。
- Amazonブランドによる集客力の担保
- FBAサービスによるサポートなど圧倒的な出店の手軽さ
知識や経験がない方がEC販売を行う場合には、ECサイトの整備の他に集客や物流の整備が必要になります。集客に関しては、Amazonでは月間数千万人の利用者がいることから全く問題ないでしょう。
②とにかく楽にECでの販売を行いたい方
Amazonでは、モール内のストアのデザインは不要です、加えて、FBAサービスを利用することで、Amazon倉庫に商品を預けるだけでその後の物流もAmazon側が行ってくれます。
また、FBAでは売上や在庫データも日々蓄積されていくため、それらを活用した販売戦略を立てることも可能です。手軽さに加えて、販売者自身で販売戦略を立てることができるのは魅力的ですよね！
4. Shopifyに向いている販売者とは？
Shopifyでの出店に向いている販売者様の特徴は2つあります。
①より自由にストア展開をしたい方
決まったテンプレートに囚われることなく、より自由なECサイトを作成して販売したい方はShopifyでの販売が向いています。
Amazonとは異なりストアデザインのテンプレートが非常に豊富で、より自分好みの店舗を展開できることはもちろん、拡張機能も充実しており専用プラグインを追加することで、顧客の流入などの分析が可能です。
この様に自分仕様に変えていけることがShopifyの強みであり、他店舗との差別化を積極的に図りたい方におすすめです。
②海外に向けて販売したい方
また、Shopifyの大きな特徴として、多言語、他通貨、海外発送に対応していることから日本だけでなく海外発送も視野に入れている方には持ってこいと言えます。
Shopifyが採用している決済サービスは、自社決済サービスの「Shopify ペイメント」を始め、「Apple Pay」、「PayPal」など数多くあります。多彩な決済方法に対応していることもShopifyの魅力です。
5. まとめ
今回は、ECモール（Amazon）と自社ECサイト（Shopify）の違いを解説しました。どちらが適しているかは、販売者が求める自由度や集客力、事業戦略に応じて決めることが重要です。
ECモール（Amazon）は、集客力と手軽さを重視する方に適しており、販売の初心者や効率的に販売したい方に向いています。
自社ECサイト（Shopify）は、独自性のあるデザインや自由な顧客体験を提供したい企業にぴったりです。また、海外展開を考える場合にも非常に有利なプラットフォームです。
自社の特徴や目指す方向性に合ったプラットフォームを選び、成功に向けた戦略を練りましょう！
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