こんにちは、BIZROVEのfujiです!
今回は「ECの意味」についてのご紹介です。
「EC」の言葉の意味や、ECサイトの種類・メリットなどについて、徹底解説していきます。
ECサイトの運営に関わる方にとって知っておきたい知識ばかりですので、最後まで読んでいってくださいね。^^
1.ECとは何の略?
ECは「Electronic commerce(エレクトリック コマース)」を略した言葉です。
日本語では「電子商取引」、つまりインターネットを通じた商品やサービスの取引を指します。
場合によっては、ネットショップ自体をECと呼ぶこともあります。
2.ECの種類
ECは、主に以下の3つの種類に分類できます。
- B to B(Business to Business)
- B to C(Business to Consumer)
- C to C(Consumer to Consumer)
各取引の内容について見ていきましょう。
①B to B(Business to Business)
法人間の取引を指します。
BtoBにおいて取り扱われる商品の例として、以下の商品などがあります。
例)
- 部品や原材料
- 名刺など、企業で使用するビジネスツール
法人が仕入れる商品や、ビジネスにとって必要な商品・サービスなどが挙げられます。
②B to C(Business to Consumer)
法人が個人の消費者へ販売する取引です。一般的に広く普及していて、イメージが湧きやすいかと思います。^^
Amazonなどの大手サイトから、各企業が運営する自社ECサイトまで、その規模はさまざまです。
例)
- Amazon
- 楽天市場
- Yahoo!ショッピング
- 各社自社ECサイト(公式オンラインショップ)
③C to C(Consumer to Consumer)
個人同士での取引です。
不要なものを出品して販売するフリーマーケット形式の取引をはじめ、レッスンやオンライン講座などのサービスを提供する取引が例として挙げられます。
例)
- フリマサービス「メルカリ」「ヤフオク!」
- スキルマーケット「ココナラ」
- まなびのマーケット「ストアカ」
eコマースとは
ECと似たような言葉として「eコマース」を聞いたことがあるという方もいるでしょう。
eコマースは、ECと同じく「Electronic commerce」を指し、ほとんど同じ意味で使われています。
厳密に言えば、ネットを通じた取引をeコマース、ネットで取引ができるサイト自体をECと区別している場合もあります。
「eコマース」「電子商取引」「ネット通販」など関連する言葉がたくさんあるので、まとめて頭に入れておくといいでしょう。
3. ECサイトとは
ECサイトとは、インターネットを通じて商品やサービスを売り買いするサイトの総称です。
楽天市場のように、多くのネットショップが出店するサイトを「モール型ECサイト」と呼びます。出店・出品するための仕組みがすでに整っているため、Web関連の知識がない方でも、比較的簡単に運営できるのが特徴です。
対して、ユニクロや無印良品、東急ハンズなど、企業がそれぞれ運営しているサイトを「自社ECサイト」と呼びます。アパレル・小売店などと相性がいい傾向があります。自社ECサイトは自社で構築・運営する分、デザインやシステムを自由に構築できます。
オークションやオンライントレードなどを扱うサイトのことをECサイトと呼ぶこともありますが、一般的にはネット通販という意味で使われます。
4.ECサイトのメリット
ECサイトは、実店舗とは異なる特徴があります。
どのような特徴やメリットがあるのか、チェックしてみましょう。
①店舗を持たずに販売できる
ECサイトは、実際の建物で販売を行う場合よりもコストが削減しやすい傾向があります。
実店舗での販売には、テナント料や水道光熱費をはじめ、店舗スタッフの人件費など、多くのコストがかかります。毎月これらの費用がかかるとなれば、莫大な支出となることでしょう。
これに対しモール型ECサイトでは、月額の登録料や商品が売れた際の手数料などを支払えば、ネットショップが運営できます。
自社ECサイトでも、サイトの管理費や制作代などはかかりますが、実店舗に比べれば安く済むことが一般的です。
ECサイトであれば、より少ないリスクでビジネスを営むことができるでしょう。
②24時間いつでもどこでも販売できる
インターネット上で注文できるECサイトでは、買い物をする時間を選びません。
スマホやパソコンさえあれば、自宅や職場にいながら注文することが可能です。
深夜や早朝、実店舗の定休日でも買い物ができるため、ユーザーとしても便利に利用できるでしょう。
実店舗に足を運ばないユーザーにもアプローチできるため、売上アップを狙えるという企業側のメリットもあります。
③Webならではの機能を利用できる
ECサイトで購入したユーザーは、名前や住所・メールアドレスなどの情報を登録します。
この特性を利用し、ユーザーにさらなるアプローチをかけることができます。
- セールや新商品のお知らせを定期的にメールで送る
- 誕生日のユーザーにバースデークーポンを送る
- リピーター向けのシークレットセールを開催する
上記をはじめとする施策を行うことで、企業やブランドの存在を思い出してもらったり、ファン化につなげたりする狙いがあります。
このようなECサイトの特性を利用することで、売上アップも期待できます。
5.ECサイトのデメリット
ECサイトのサイト運営には、さまざまなコストが必要です。
モール型ECサイトでは、登録料や販売手数料などを支払います。
販売金額からそれらの費用を差し引くと「思っていたよりも利益が少ない」と感じることもあるでしょう。
また、多くのネットショップが運営されているモール型ECサイトでは、競合が多く発生します。
競合に勝とうとして値下げに踏み切り、結果的に利益が下がってしまったという場合も出てくるかもしれません。
自社ECサイトでは、サイトを構築・運用するための費用に加え、Web関連の知識が必要です。
実店舗の運営に比べてリスクが少ないとは言え、これらの要素がネックに感じるケースもあるでしょう。
6. ECサイトを運営する際の業務内容
実店舗に比べると簡単に運営できるという印象のECサイトですが、実際の業務内容は多岐にわたります。
- 商品撮影
- 商品名や画像、説明文の登録
- 受注対応
- 出荷作業
- 問い合わせ対応
- サイトメンテナンス
ECサイトを本格的に運営しようと思えば、多くの時間や労力が必要です。
さらに、これらの業務と並行して売上アップのための取り組みを行うことが一般的です。
自社メディアや、Web広告・SNSの運用などによる集客が例として挙げられます。
ユーザーが求める商品やサービスを作るために、ニーズやトレンドの調査も欠かせません。
「いざECサイトを初めてみたら、思ったよりもやることが多かった」と慌てないためにも、万全の準備を行いましょう。
7.EC市場の将来性
すでに多くの企業が参入しているEC市場ですが、ECサイトへの需要は衰えていません。
スマートフォンの普及や通信技術の進歩なども影響し、ユーザーにとってECサイトを利用しやすい環境がますます整ってきました。
現に、スマートフォンを利用する多くのユーザーはECサイトを利用していると言われています。
新型コロナウイルスの影響下では、自宅にいながら買い物ができるECサイトは特に利用しやすい傾向があります。
また、実店舗を持っている企業であっても、ECサイトで並行して販売することにより、リスクを分散できる可能性があります。
但し、ECサイトへの新規参入が増えている分、今後はますます競争が激しくなっていくと予想されるでしょう。
Web広告の出稿やブランディングなど、売上アップのための取り組みが求められるでしょう。
8.まとめ
ECサイトの意味や種類、メリットなどについて解説してきました!
近年はECサイトを運用している企業が増えているため、他のECサイトとの差別化など、多くの対策が求められます。
ECサイトの構築や運営に関してお困りの際は、ぜひ「株式会社AVROVE」にお問い合わせ下さい。
「何から始めればいいか分からない」「そもそもEC事業に乗り出そうか迷っている」という方でも、お気軽にご相談下さい!
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