こんにちは、BIZROVEの上原です！
今回は「Amazon Pay」について紹介していきたいと思います。
Amazonをよく利用する方、そしてEC担当の方にはぜひ知っていただきたい内容となっているので、ぜひ最後まで見ていってください。
1.「Amazon Pay」とは
「Amazon Pay」とは、Amazonのアカウントに登録されている情報を利用して、Amazon以外のECサイトでも買い物ができるサービスです。
本国アメリカで既に2013年から運用がはじまり、日本でも2015年に導入が開始されました。
Amazonに登録している住所情報やクレジットカード決済情報などを、そのままAmazon以外のECサイトでも使用出来ることが大きな特徴となっています。
そんなAmazon Payを導入することによって得られるメリットを、事業者側と購入者側の観点から解説していきます。
2.Amazon Pay導入の事業者側のメリット
①決済までのフロー短縮でコンバージョン率（成約率）の改善が見込める
ECショップなどで買い物をするには各サイトにおいて「会員登録」を行い、購入者情報や決済情報などを入力する必要があります。
この工程は購入者にとっては、どうしても面倒な作業になってしまいます。
しかし、Amazon Payを導入しているECサイトでは、既にAmazonに登録されているアカウント情報を用いて決済が出来るため、購入者は最短2クリックで購入が出来るのです。
購入者にとっては、あの面倒な購入者情報の入力や決済情報入力をしなくても済むので、購入までスムーズに行うことができます。
この結果、購入完了に至る前の購入者情報入力フォーム画面での離脱を防ぐことができ、コンバージョン率の改善が期待できるのです。
②Amazonアカウントの普及率の高さが新規顧客獲得へ
Amazon PayはAmazonアカウントを持っていれば、誰でも利用できます。
2021年4月時点において、Amazonの利用者数は5,200万人を超えています。
初めて利用するECサイトで、クレジットカード決済を希望する場合、クレジットカード情報を入力することに不安を感じる購入者も少なくありません。
そんな、個人情報を多くのサイトに登録したくないと考えている購入者にとっては、Amazonのアカウント情報のみで決済が出来ることは購入を決断する大きな理由となり得ます。
以上の理由から、利用者数5,200万人を超えているAmazon Payのユーザー数が、新規顧客獲得へと繋がってくるのです。
③セキュリティの強化ができる
ECサイトを運営する上で避けたいことの一つとして、不正注文が挙げられます。
ECサイトでの不正注文も例だと、クレジットカードの本来の持ち主ではない第三者によって行われた承諾のない取引（なりすまし）の被害があります。
そんな不正注文を未然に防いだり、お客様のクレジットカード情報が他社に漏れる事が内容にすることは、ECサイトを運営するには必須条件となってきます。
そこでAmazon Payを導入することによって、Amazonの世界水準のセキュリティで、決済に関する情報を保護することが出来るようになります。
不審な高額の注文があった場合でも取引がキャンセルされるので、不正注文などの被害を未然に防ぐことができるのです。
また、お客様のクレジットカード情報はEC事業者には共有されない仕組みになっているので、クレジットカード情報の非保持化も実現できます。
3.Amazon Pay導入の購入者側のメリット
ユーザーにとってのAmazon Payを使う最大のメリットは「手軽さ」と「セキュリティの強さ」が挙げられます。
以下で詳しく解説していきます。
1. Amazonアカウントがあれば簡単に決済や会員登録手続きが可能になる
購入者は、Amazon Payを利用することで、各ECサイトの会員登録を行わずにAmazonアカウント情報を利用してゲスト購入をすることができます。
Amazon Payを利用する場合は、決済まで最短2クリックで完了することが出来るのです。通常の購買のフローを考えると、圧倒的に短縮することができます。
2. 実店舗でもQRコード決済を用いてAmazon Payを利用出来る
Amazon Payは、2018年8月から実店舗でのQRコード決済ができるようになりました。Amazon Payの決済が可能な店舗では、スマートフォンアプリのAmazonショッピングをダウンロードしていれば、特別な登録をせずにQRコードを表示させるだけで支払いを完了させることができます。
3. Amazon Payの高いセキュリティを利用できる
「Amazon Pay導入の事業者側のメリット」でも説明したように、Amazonは世界最先端のセキュリティ技術で個人情報を保護しています。
購入者がECセキュリティ面や個人情報の扱いに不安を抱いている方でも、Amazon Payなら安心して利用できるのです。
サイトにおいてAmazon Payを利用した際には、クレジットカードの情報は利用店舗に渡らず、Amazonによって管理されます。
4.まとめ
以上が、Amazon Payについての説明と、Amazon Pay導入の事業者側と購入者側のメリットについてのご紹介でした！
Amazon Payは、事業者側にとっても購入者側にとってもメリットが多くありますので、今後の自社ECサイトの購入率アップの施策などを考える際に、ぜひ検討材料としてみてください。
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