こんにちは。
BIZROVEです!
近年、安価に自社ECサイトを構築できるカートシステムが増えてきています。
そのなかでもとくに人気が高いのが、Shopify、BASE、STORESですが、多くの人がどのカートシステムを選ぶべきか迷うことがあるでしょう。
今回は、初心者向けにそれぞれの特徴や料金体系、損益分岐点を徹底解説します。
1. Shopifyの基本料金
Shopifyには主なプランとして、
- Basic
- Shopify
- Advanced
- Plus
があります。
また、これら以外に、エンタープライズ向けのShopify Plusというプランもあり、合計で4つのプラン編成になっています。
各プランごとに特徴が大きく異なるため、自社の状況にあったプラン選びが重要になります。
Shopifyには主要なプランとして、ベーシックスタンダード、プレミアムがあります。
またこれら以外に、最も低価格なShopify Liteや、エンタープライズ向けのShopify Plusというプランもあり、合計で5つのプラン編成になっています。
各プランごとに特徴が大きく異なるため、それぞれにあったプラン選びが非常に重要になります。
①Basicプランがおすすめの方
Basicプランからはオンラインストアの構築が可能となります。スタッフアカウントの制限があるため、少人数(主にオーナー一人)でストアの管理・運営を行っていく方におすすめです。
主要プランの中では最も安価に始めることができるため、事業を始めたばかりの方や、ECサイトに初めて挑戦する方向けのプランです。
②Shopifyプランがおすすめの方
Shopifyプランでは、クレジットカード手数料や取引手数料がBasicプランよりも低く設定されており、登録可能なスタッフアカウント数も5つまで増えます。
売上が増加に伴い取引手数料のコストダウンを必要とする中小企業や、複数人でサイトの運用を行う場合に適しています。
個人ではなくチームでストアの管理・運営を行う場合や、スケールアップしたEC運営を行いたい方におすすめです。
③Advancedプランがおすすめの方
主要プランのなかでは高額ですが、取引手数料が最も安くなっていることから、収益次第ではおすすめのプランとも言えるでしょう。
また、スタンダードプランからカスタムレポート機能が使用可能となり、マーケティング視点でのデータ活用を行ってEC販売を行うことができます。
EC運用に慣れており、取引金額が大きく安価な手数料のメリットが大きい事業者様やShopifyプラン以上にマーケティングに注力したい方におすすめのプランです。
④Plusがおすすめの方
Shopify Plusは、Shopifyの上位プランで、大規模なビジネスや企業向けに特化した(BtoB)機能が提供されています。
他のプラン(Basic、Shopify、Advanced)と比較して、以下のような特別な機能があります。
- チェックアウト画面の高度なカスタマイズが可能
(例: 割引の自動適用、カスタム配送オプションの設定、高度な課税設定) - マルチストア管理10以上のストアを1つのアカウントで運営可能(多言語・多通貨の店舗展開に便利)
- 高度な自動化機能( ワークフローの自動化、在庫通知・顧客タグ付け・注文管理を自動化、セールやキャンペーンのスケジュール設定)
- エンタープライズ向けインテグレーション(ERPやCRMなどとの高い連携性)
が挙げられます。
ストアの管理者が多い場合や、海外向けに地域別のストアを複数用意したい方におすすめのプランです。
2. 他のカートシステムとの料金比較
それでは、他のECカートとShopifyの料金形態を比較してみましょう。
今回は、ECサイト立ち上げの際に比較検討されることの多いBASEとSTORESと比較していきます。
Shopify
月額料金: 4,850円(Basicプラン)
決済手数料: 3.55%
特徴:
・世界中で利用されているプラットフォームで信頼性が高い
・カスタマイズ性が非常に高く、多言語対応や越境ECにも対応
・アプリストアで機能拡張が可能
・初心者にも使いやすいユーザーフレンドリーな管理画面
BASE
月額料金: 16,580円(グロースプラン)
決済手数料: 2.9%
特徴:
・初期費用が無料のフリープランもあり、初心者でも気軽に始められる
・サポートが手厚く、運営ノウハウを学びやすい
・アプリ追加で機能拡張が可能
STORES
月額料金: 2,980円(ベーシックプラン)
決済手数料: 3.6%
特徴:
・シンプルで直感的な操作が魅力
・個人事業主や趣味での販売に最適
・必要最低限の機能で、コストを抑えて運用できる
※記載されている情報は2025年1月時点のものになります
※最新情報は各カートシステムの公式サイトをご確認ください
詳細資料はこちら>>https://www2.acrove.co.jp/biz_cart-compare
3. 料金の損益分岐点を比較
ECサイトを運営する際に重要なのが、固定費と変動費を考慮した損益分岐点です。
以下の計算式を用いて、各プラットフォームの月間売上がどれくらいならお得になるのかを算出します。
損益分岐点の計算式:
粗利益率: 40%(例: 販売価格1,000円のうち利益は400円)
損益分岐点の比較:
プラットフォーム | 月額料金 | 決済手数料 | 損益分岐点の売上 |
Shopify | 4,850円 | 3.55% | 12,670円 |
BASE | 16,580円 | 2.9% | 42,570円 |
STORES | 2,980円 | 3.6% | 7,810円 |
損益分岐点だけを見ると、STORESが一見お得に見えるかもしれません。
しかし、中長期的な視点で考えるとShopifyが圧倒的に有利です。その理由を以下にまとめます。
4.Shopifyを選ぶべき理由
①成長に応じた拡張性
Shopifyは、売上規模が拡大しても機能やサポートが充実しており、ストアの成長を妨げません。
STORESは初心者向けで小規模ビジネスに最適ですが、大規模化すると機能の限界に直面します。
②越境ECへの適応性
Shopifyは多言語・多通貨機能を標準装備しており、海外市場への展開が簡単です。STORESやBASEでは、越境ECには追加の手間やコストが発生します。
③ブランド力の強化
Shopifyのテーマやカスタマイズ性により、他社との差別化が可能です。
STORESやBASEでは、デザインや機能に制約が多く、ブランド価値の向上が難しい場合があります。
④長期的なROI(投資利益率)の高さ
Shopifyのアプリや拡張機能を活用すれば、マーケティング効率が向上し、リピーター獲得や売上アップにつながります。
とはいえ、できる限り運用コストは安く抑えたい・・・とお考えの方が多いと思います。
そのようなお悩みにお答えするべく、Shopifyの利用料金を抑えるための方法をお教えします。
5. Shopifyの料金を安く抑えるためには
Shopifyの利用料金を安く抑えるコツは、3つあります。
①Shopify ペイメントを利用する
Shopifyペイメントを利用すれば、取引手数料・振込手数料が無料、かつ国内最安水準の決済手数料のため、手数料を抑えた運営が可能です。
②プランを年間契約にする
Shopifyは基本的に月契約で月額料金をよく目にすると思いますが、1年契約料金を一括支払いにすることで、月額利用料金が3,650円と約25%節約することができます。
事業としてECサイトを運営するのであれば、一括支払いを行わない手はないでしょう。
③欲しい機能はオプションで追加する(Shopifyアプリを利用する)
Shopifyは、上位プランになればなる程機能が充実しますが、その分月額費用も格段に上がります。
もし、「上位プランにするほどではないけど、この機能だけは絶対に欲しい」という場合には、下位のプランを選択し、オプションとして欲しい機能だけを契約することで費用を抑えることができます。
6. まとめ
ここまでShopifyの料金形態や特徴、少しでも安く活用する方法について紹介してきました。
Shopifyは料金プランが複数あり、それぞれにあったプランを選択、またオプションを追加して運営することが非常に重要です。
どのカートシステムが合っているのかわからない、自社ECサイト構築にかかる費用を算出してほしいなど、ECサイトの構築・運用についてのご相談がございましたら、ぜひACROVEまでご連絡ください。
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