【EC事業者向け】ユーザーインサイトとは?重要性や調べ方を徹底解説!

こんにちは、BIZROVEのfujiです!

今回は「ユーザーインサイト」についてのご紹介です。

ユーザーインサイトの意味や重要性、調べる方法などについて分かりやすく解説していきます。

ECサイト運営の参考にもなりますので、EC担当者の方はぜひ最後まで読んでいってくださいね^^

1.ユーザーインサイトとは

ユーザーインサイトとは「ユーザーも気付いていない心理や本音」を指します。

皆さんは普段ネットを閲覧している時、深く考えずに無意識にページを遷移していることが多いのではないでしょうか。

しかしそのような「何となく」の行動でも、何かしらの本音が隠されていると考えられています。

ECサイトにおいても、ページへのアクセスや閲覧など、一つひとつの行動に対してユーザーの潜在的なニーズが反映されているかもしれません。

それらのユーザーインサイトを把握することで、ユーザーに好まれるサイト構築や商品開発に役立てることができます。

2.ユーザーインサイトを把握する重要性

ユーザーインサイトを把握する重要性やメリットを3つご紹介します!

①ユーザーのニーズを満たしやすい

ユーザーインサイトを把握することで、ユーザーのニーズを満たしやすくなるメリットがあります。

ビジネスにおいて「売りやすいから」「作りやすいから」など、企業にとって都合のいい理由で商品やサービスを展開していることも少なくありません。

しかしユーザーインサイトの考えを取り入れると、ユーザーが本当に求めているものを理解し、ニーズを満たそうという姿勢で業務に取り組みやすくなります。

ユーザーのニーズを満たす商品やサービス作りをすれば「こんな商品が欲しかった」などの満足に繋がり、ユーザー目線のビジネスを運営することにつながります。

表面的ではない、本質的な部分でのユーザーニーズを満たすことに繋がる可能性があるのです。

②コンバージョン率(CVR)を高められる

ECサイトやLP(ランディングページ)では、ユーザーインサイトを把握することで、商品購入や申し込みなどのコンバージョン率(CVR)が高まる傾向にあります。

ツールなどを使いユーザーの行動を把握すると「このページのこの部分でユーザーが離脱している」「この商品はコンバージョンに繋がりやすい」などの傾向が見えてきます。

それらを参考にユーザーがどのような情報を欲しているのかチェックし、意図的に提供することで、サイトからの離脱を抑えられます。

結果として、商品購入やサービスの申し込みなど、ユーザーにとってほしい行動を促すことに繋がります。

③商品の改善点が分かる

ある商品のアクセス数が伸びなかったり、離脱率が高かったりすれば、その商品がユーザーに受け入れられていないのかもしれません。

ユーザーがどの商品ページから離脱したのか分かれば、ユーザーにとって魅力的ではない商品の傾向が見えてきます。

新しい商品を企画する際にはその傾向を参考にし、ユーザーニーズを満たしやすい商品を企画します。

また、ユーザーインサイトを踏まえて既存の商品を修正することができます。

3.ユーザーインサイトを調べる方法

①アクセス解析ツール

「Google Analytics」などのアクセス解析ツールを使うと、ユーザーの情報や行動を可視化できます。

アクセス解析ツールによって機能はさまざまですが、ユーザーの年齢や性別といった属性の他、ECサイトにアクセスした後、どのようにページを遷移したかまでチェックできるものもあります。

また、アクセス数、離脱率、コンバージョン率などを知ることで、人気のあるページの傾向を把握するなどの使い方ができます。

アクセス数は多くても商品の購入になかなか至らない場合は、ECサイトのデザインを見直したり、使い勝手のいいサイトに改善したりなどの対策に繋げられます。

②Q&Aサイト

「Yahoo!知恵袋」などのQ&Aサイトをチェックすることも有効です。

Q&Aサイトはユーザーの質問や悩みが寄せられるサイトですが、ユーザーニーズの宝庫とも言えます。

例として、アパレルブランドの企画担当者がQ&Aサイト上で「セーターの静電気を抑える方法は?」という質問を見かけたとしましょう。

その質問により「セーターの静電気で悩みたくない」というユーザーニーズを把握できたことになります。

これを参考に静電気の発生しにくい素材でできたセーターを開発したり、商品のお手入れ方法をECサイトの商品ページやブログなどに記載したりといった対策を検討できます。

このように、Q&Aサイトからユーザーインサイトを拾い上げ、商品開発やECサイト作りに活かすことが可能です。

③インタビュー・アンケート

ユーザーインサイトを把握する方法として、インタビューやアンケートも挙げられます。

商品への評価や満足度などを数値で表したり、「今後欲しいアイテムは?」「他の企業と比較した感想は?」など、知りたい情報を質問項目として設定し、自由に表現してもらったりすることができます。

しかし、条件によっては回答に偏りが出てくる点には注意しましょう。

年齢や性別、住んでいる地域などの条件に偏りがあれば、結果も左右されます。

インタビューやアンケートの募集方法・質問項目を適切に設定することで、正しい結果が出てくるように心がける必要があります。

④ヒートマップ

ヒートマップとは、Webサイトにアクセスしたユーザーが、画面のどこを見てどのように操作したかを分析するためのツールです。

テレビやネットなどで、人や物の表面温度を測るサーモグラフィーカメラを見たことがあるでしょうか。

ヒートマップはサーモグラフィーカメラのようにWebサイト上のユーザーの動きを把握します。

よく読まれている部分は赤、そうでない部分は緑にするなど、色分けによってユーザーの行動を可視化します。

ユーザーに注目されていない部分はデザインや文章を見直したり、画像やイラストを入れたりといった改善をすることにより、ECサイトの離脱率を抑え、コンバージョン数を増やしていきましょう。

4.まとめ

ECサイトにおける施策を中心に、ユーザーインサイトについて解説してきました!

ユーザーインサイトを把握することで、商品やサービス作りをはじめ、ECサイトの運営にも良い影響を与えることができます。

無料のツールを使って簡単に始められる施策もあるため、取り入れやすいものから取り入れてみると良いでしょう。

しかし、ツールを使いこなして正確なユーザーインサイトを把握し、商品やECサイトに生かすことを、最初から上手にできるというケースは少ないでしょう。

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