【EC担当者向け】物流効率化のポイントとは?具体的な方法を解説

こんにちは、BIZROVEのfujiです!

今回は「物流の効率化」についてのご紹介です。

ECサイト(自社サイト)の物流面を中心に、効率化について分かりやすく解説していきます。

ECサイト運営の参考になりますので、EC担当者の方はぜひ最後まで読んでいってくださいね。

1.物流業界の課題

ECサイトの運営には、商品を管理・配達する物流が欠かせません。

しかし、物流業界にかかる負担が増していることを危惧する声もあります。

まずは物流業界の課題についてチェックしてみましょう!

①長時間労働

物流業界は勤務時間が長くなる傾向にあります。

例えば配送を担当するドライバーは、配送業務に加え、荷物の積み下ろしなどの業務で何かと拘束時間が長くなる現状があります。

さらに近年はEC市場の拡大により荷物量が増え、配達員の勤務時間を過ぎても配り終わらない場合もあります。

②高齢化と人材不足

長時間労働などが要因で物流業界にかかる負荷は強くなり、中には環境が悪い中で働くことを余儀なくされるケースがあります。

結果的に人材が流出してしまい、慢性的に人手が足りない企業も…。

このような現状から「物流業界は待遇が良くない」というイメージが広がり、さらに人が集まらないという悪循環に陥ってしまいます。

さらに、多くの配達員が高齢化のため引退していくことも、人材不足に拍車をかける理由の一つです。

2.EC物流を効率化するメリット

社員の労働時間が増えたり、負担が増したりと、何かと課題を抱えやすい物流業務。

EC事業を通して物流に関わるのであれば、効率的に業務を行い、倉庫のスタッフや配達ドライバーに負担をかけないという視点を忘れないようにしたいですよね。

また、物流業務を効率化することは経営にとっても良い効果を生む可能性があります。

効率化することで得られるメリットを見ていきましょう!

①顧客満足度の向上

顧客の手に渡る商品を管理して届けるのは、物流の重要な役割です。

特に実店舗の無いECサイトでは、実際に届く商品や、その届き方が企業やブランドのイメージを大きく左右することも。

物流業務にミスや遅れがあれば、印象を下げてしまうことになります。

物流面の業務を滞りなく行い綺麗な状態で商品を配送することで、ECサイトの顧客満足度を向上させることにも繋がるのです。

②コストの削減

EC事業における物流は、商品の入荷から管理、梱包や発送まで、多くの工程があります。

そこで働くスタッフはもちろん、梱包に必要なダンボールや倉庫の家賃など、多くの要素にコストが発生することになります。

しかし物流業務を効率化することで、人件費などのコストを大幅に削減できる可能性があります。

浮いた資金は事業拡大や商品開発のために使うなど、経営にとってもプラスに働くのです。

3.EC物流効率化のためのポイント

EC物流を効率化するためのポイントを4つご紹介します。

取り入れられそうなものを見つけて実践してみてくださいね!

①倉庫内のレイアウトを見直す

倉庫内のレイアウトを変更し、スタッフが動きやすい動線を作ることで、倉庫内の作業にかかる時間が節約できます。

よく出し入れする商品は倉庫の入り口近くに置くなど、効率の視点から倉庫内のレイアウトを考えてみましょう。

②受注スルー率を上げる

「受注スルー率」とは、注文を受けてから発送完了までの各作業のうち、自動化に成功した作業の割合を指します。

例として、ユーザーの情報が記載された納品書や宛名シールを自動で出力するシステムや、商品を自動で仕分けするベルトコンベアを導入するといった工夫が挙げられます。

受注スルー率が高いほど効率化され、スタッフの負担が軽くなったり、人件費が抑えられたりするメリットがあります。

例えば、Amazonの倉庫では徹底した自動化を行い、受注スルー率はほぼ100%と言われています。

効率的な物流業務のためには自社の倉庫による受注スルー率を把握し、上げていくことも大切です。

③倉庫管理システムを導入する

倉庫内での商品管理に特化したシステムを取り入れることも有効です。

商品とバーコードを紐付け、入荷時にハンディスキャナーで読み取ることで、商品の在庫状況をシステム上で把握します。

入荷時に商品を規定の位置に入れる棚入れ作業や、出荷時に指定された商品を出してくるピッキング作業で主に使用します。

商品の位置や在庫数を正確に管理でき、効率化やミスの削減に役立ちます。

④アウトソーシングする

倉庫に関わる業務をまとめてアウトソーシングしてしまえば、プロの手で効率的な物流業務が行われます。

物流に関するサポートを長年経験している企業も多く、自社で行うよりも確実に業務を遂行してくれる場合も!

物流の業務全てに対応している企業にアウトソーシングすれば、受注スルー率もほぼ100%ということになりますね。

自社のスタッフは、商品開発や宣伝活動などの付加価値の高い業務に集中できます!

4.ECサイトの物流をサポートする企業3つ

ECサイトの物流を本格的に効率化するためには、システムの導入やアウトソーシングを検討することが一般的です。

ここでは参考として、関連する企業3つをご紹介します!

自社と合いそうな企業を見つけて、サイトや資料などをチェックしてみてはいかがでしょうか。

株式会社はぴロジ

株式会社はぴロジは、EC事業者向けのシステム「HAPILOGI logiec」を提供しています。

倉庫とシステムを連携することで、常に在庫数などを可視化できるメリットがあります。

在庫不足となっている商品のリストを確認・出力するなど、さまざまな機能を備えている点も魅力的です!

また、商品の入荷から配送までをまとめて頼めるフルフィルメントサービスにも対応しています。

安くアウトソーシングをすることで、送料の高騰や人手不足などの課題の解決にも繋がるでしょう。

株式会社ロジレス

株式会社ロジレスは、ECサイトの運営の受注から出荷までを自動化するシステム「LOGILESS」を提供しています。

「たくさん購入してくれたユーザーにはおまけをつけたい」などの特別な要望にも応えてくれる仕組みを整えている点が特徴的です。

そのようなイレギュラーな対応も、システム上で設定することで自動的に遂行してくれるため、確認やフォローに時間を取られない点が魅力的です。

アートトレーディング株式会社

アートトレーディング株式会社は、10年以上にわたりECサイトに関する業務に関わってきた実績があります。

そんな企業がEC事業者の視点に立って作ったシステムが「mylogi」です。

自動出荷はもちろん、倉庫内の商品の在庫や場所をシステム上で管理することで、ミスを徹底的に防ぎます。

「複数の商品をセットで販売する」「離れた場所にある倉庫の在庫も一括して管理する」などの特殊な要望にも対応しています。

5.まとめ

ECサイト運営における物流業務の効率化について解説してきました!

物流業務はコア業務ではない分、時間やコストなどの見直しがしやすい工程でもあります。

システムの導入やアウトソーシングをしている企業も多いため、積極的に検討してみてもいいでしょう。

それでも「なかなかコストが削減できない」「物流以外にも多くの課題を抱えている」といった場合は、ぜひ「株式会社AVROVE」にお気軽にご相談下さい!

豊富な知識と経験を持ったプロフェッショナルが、御社の悩みに併せてご提案致します!

問い合わせ先:

株式会社ACROVE: https://acrove.co.jp/contact/ 

TEL: 03-6276-5111

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