【マーケティング用語解説】CPAとは?〜CPC・CPO・ROASとの違いも解説〜

こんにちは、BIZROVEの高橋です!

今回はマーケティング用語「CPA」について解説したいと思います。「CPC」「CPO」「ROAS」との違いについても解説していきますのでマーケティング初心者の方必見の内容となっています!

1.CPAとは?

マーケティングにおける「CPA」とは「Cost Per Acquisition」の略で、「顧客獲得単価」を指します。

1件の商品購入や会員登録、サンプル申し込み、問い合わせなど顧客獲得のために、どの程度の費用がかかったのかを表します。

CPAは、Web広告の費用対効果を表す指標(KPI)としてもよく用いられています。

CPAとは何か?についての理解ができたところで、次はなぜCPAを求める必要があるのかといった、CPAの重要性について見ていきましょう!

2.CPAの重要性

CPAを把握することは以下の点において、とても重要になります。

  1. 費用対効果の確認
  2. CPAの数値を活かした施策の改善

が挙げられます。

CPAの数値が低ければ低いほど、効率的に広告運用ができていると判断できます。逆に、CPAの数値が高い場合は、コンバージョン(Webマーケティングでは「成果」を表す)1件あたりの広告費用が高くなり、費用対効果が低いといえます。

CPAの数値からどの程度の費用対効果が得られているかを判断し、広告の見直しなどに活かせるため、CPAは重要な指標であると言えますね!

CPAの重要性は分かりましたが、実際にどのように数値を求めるのかをまだお伝えしていませんでしたね。

次はCPAの計算方法について見ていきましょう!

3.CPAの計算方法

CPAの計算方法は非常に簡単です。

「CPA=広告費用÷コンバージョン(成果)件数」

CPAはコンバージョン(ここでいうコンバージョンとは新規顧客獲得のこと)1件あたりの広告費用を明らかにするものなので、式は広告費用全体をコンバージョン件数で割ったものになります。

具体例で見ていきましょう。

  1. 広告費を50万円かけて、新規顧客を5人獲得した場合

「広告費用30万円÷コンバージョン数3人」となるため、CPAは10万円です。

  1. 広告費を100万円かけて、新規顧客を50人獲得した場合

「広告費用100万円÷コンバージョン数50人」となり、CPAは2万円です。

広告費用が高いのは2ですが、CPAの値は低くなるため、2の方が費用対効果は高く、効率的な広告運用ができていると分かります。

CPAの計算方法について理解できたところで、次はCPAの活用方法について見ていきましょう!

4.CPAの活用方法

CPAを活用する最も大きな目的は、広告などの販促施策の費用対効果を確認することです。

CPAの数値が低ければ、少ない費用でたくさんのコンバージョンを獲得できているということになります。

しかし、ここで注意しなければいけないことが1つあります。

それは・・・

CPAの数値が全てではないということです。

CPAが変動する背景には何があるのか、その原因を突き止めることができなければ、計画的な広告・施策の展開は難しくなります。

また、CPAの数値を無理に下げようとするために広告費用を減らしてしまうと、コンバージョンも減る恐れもあります。

CPAの数値は1つの指標として捉え、自社のCPAの数値の変動に関係する事象を明確にすることが最も重要であると言えます!

CPAについての理解がかなり深まってきたのではないでしょうか?

最後に、WebマーケティングではCPAとよく一緒に登場する「CPC」「CPO」「ROAS」についても解説していきます!

5.CPC・CPO・ROASとの違い

①CPCとは?

CPCとは、「Cost Per Click」の略で、主に「クリック単価」を指します。

インターネット広告において、広告を見たユーザーが1クリックするたびに何円かかったのかという費用の指標になります。

CPCという用語は、主に3種類の使われ方があります。

  1. クリック課金型の広告そのものを指す場合
  1. クリック課金型広告でのクリック単価を指す場合

この場合、CPCはあらかじめ決められた単価となる。

  1. 指標として考える場合

実際にはCPM(ネット上で広告を1,000回表示するごとにかかる広告費)を算出しても結果として1クリックあたり何円かかったのかを求める場合があり、その場合のCPCは「広告費÷クリック回数」で計算されます。

CPCの数値の見方としては、CPM同様数値が低ければ低いほど広告の費用対効果が高いとみなされます!

②CPOとは?

CPOとは、「Cost Per Order」の略で、「新規顧客の獲得単価」を指します。

新規顧客1人に商品を購入してもらうためにかかった広告費用になります。

CPOの求め方は、

「CPO=広告費÷(本商品や定期コースの)受注件数」

となっています。

CPOは新規顧客の獲得単価を示しているため、時には「広告費>初回購入費用」といった完全に赤字になる場合があります。

しかし、CPOという指標を頻繁に用いる業態は、D2C(EC通販)やサブスクリプションといったリピート購入で利益を出す事業モデルが多く、初回購入時にかけた広告費をリピート購入して頂くことで黒字に転換していくことが特徴です!

↓リピート施策について詳しく知りたい方はこちら

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③ROASとは?

ROASとは、「Return On Advertising Spend」の略で、広告費用に対してどれくらいの売上が上がったのか、「費用対効果を確認する」ための指標です。

ROASの計算方法は、

「ROAS(%)=広告経由の売上÷広告費用×100」

となっています。

具体例で見ていきましょう。

バナー広告に100万円を費用し、広告経由で売上500万円が上がった場合は、計算式は以下のようになります。

「広告経由の売上500万円÷広告費100万円×100」となるためROASは500%となります。

CPAとROASは特に似ているように感じますが、決定的な違いは、

CPAは顧客獲得に対する費用対効果を表しますが、ROASは売上に対する広告の費用対効果を表す

というところが挙げられます!

6.まとめ

今回はマーケティング用語「CPA」について主に解説し、「CPC」「CPO」「ROAS」との違いについても触れていきました。

Webマーケティング用語は省略された英語表記のものが多く一見難しく感じますが、丁寧に理解していけば、内容自体はそこまで難しくはありません!

マーケティングについての知識をどんどん増やして、これからも自社の施策に活かしていきましょう!

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