こんにちは、BIZROVEの高橋です!
今回は「楽天とPayPayモールの比較」についてのご紹介です。
出店を検討している人や、今は出店しているけど他モールへ展開を検討している人に対して楽天とPayPayどちらが良いのかを徹底解説していきます。
今後楽天市場に出店を検討されているEC担当の方にとっては必見の情報を分かりやすくご紹介していますので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。^^
1,楽天とPayPay(Yahoo!)結局どちらが良いの?
楽天とPayPayモールいずれも知名度は高く日本最大級のモールです。各モール相対的に見てメリットデメリットがあり、それぞれの良さがありますが、ある条件を満たせばPayPayモールに出店することが良いのではないかと考えます。
ある条件とは出店する際の審査を指します。
それでは楽天とPayPayモールはどのような管理画面で審査条件や料金体系はどのようなっているかなど、比較しながら解説します。
2.楽天市場について
楽天市場は楽天が運営しているオンラインモールのことを指し、国内最大級のインターネットショッピング関連サービスで、楽天の創業以来の中核産業です。
日本におけるインターネット通販でのパイオニアと呼ばれるくらいECの歴史も長く、1997年(平成9年)5月に出店型のモール「楽天市場」をオープンさせました。
当時は従業員が6名ほどで、楽天市場の出店数は13店舗ほどしかなく、サーバー1台から始まったと言われています。
楽天市場では書籍や食品をはじめ、コンサートチケットや庭石、保険、不動産まで幅広い商品を取り扱っています。
楽天市場の強みは何と言っても、「集客の強さ」が魅力的なモールです。
日本国内のインターネット通販では圧倒的なシェアを誇っていて、AmazonやYahoo!ショッピングと同じくらい、国内最大級のマーケットとなっています。
またポイント制度や、イベントによる割引等が購入するユーザーにとっての大きな魅力となっていることから、30代主婦層をメインに人気の高いモールと言えるでしょう。
通販以外でも、楽天カードやテレビコマーシャルや楽天モバイルの通信事業への参入、プロ野球チームの楽天イーグルスなど、「楽天」の知名度は非常に高いです。
この知名度の高さから誇る圧倒的な集客力が、楽天市場で出店する際の最大のメリットです。
3.ECサイト新顔「PayPayモールとは」
PayPayモールは、2019年10月にヤフー株式会社(以下ヤフー)が新たにオープンしたネット通販サイトです。
ヤフーは既に、すでに「Yahoo!ショッピング」という通販のショッピングサイトがあります。
一見同じ通販サイトと思われますが、Yahoo!ショッピングとPayPayモールはしっかりと差別化されており、全くの別の通販サイトとなっています。
ではPayPayモールが具体的にどのような通販サイトであるか、解説します。
3.1.PayPayモールの概要
PayPayモールでは家電、ファッション、食品、スポーツ用品などが順次出店されており、流動的な状況が続いております。
実際にPayPayモールに出店している企業を見ていると、以下のような大規模店舗があります。
- ZOZOTOWN
- スポーツゼビオ
- アスクル
- ダイソン
- ケルヒャー
- タカラトミー
- コジマ
- ヤマダ電機
- ソフマップ
- ノジマ
- ケーズデンキ
- 松屋
- ロイズ
- ゴディバ
- 銀座千疋屋
- (順不同)
一方出店店舗の中では、「キャッシュレスポイント還元事業」の対象となる小規模店舗も含まれております。いずれもヤフーが定める基準を超えている優良店です。
3.2PayPayとYahoo!ショッピングの違い
PayPayモールはYahoo!ショッピングの上位互換の位置付けと言われています。
PayPayモールもYahoo!ショッピングもオンライン上のショッピングモールであることは相違ありませんが、企業がHPに出店する形式も同じですが、出店する際の条件が異なります。
Yahoo!ショッピングは出店基準を非公開としていますが、PayPayモールは出店ハードルが高く設定されており審査通過が難しいモールとなっています。
(条件詳細については後ほど説明します)
つまりPayPayモールに出店する際のメリットとして、消費者に「信頼のある店舗」ということをアピールできます。
PayPayモール自体が高級感のあるインターフェースとなっているので、自社の取扱い商品と相乗効果でメリットを感じる店舗も存在するはずです。
そしてヤフーが打ち出す大型キャンペーンに相乗りできる点も、普段Yahoo!ショッピングを利用するユーザーを集客する手段として見逃せないでしょう。
4.楽天とPayPay(Yahoo!)出店料金比較
では楽天とPayPayモールではどのような料金体系になっているのか、両社を比較します。
以下が、楽天とPayPayモールの料金比較です。
楽天市場 | PayPayモール | ※(参考)Yahoo! | |
初期費用 | 60,000円 | 無料 | 無料 |
月額費用 | 50,000円 | 無料 | 無料 |
売上手数料 | 月間売上高の2~4.5% | 販売手数料3% | 販売手数料6~7% |
上記の表からも分かるように、PayPayモールは楽天と比較すると、初期費用も月額費用もかからず、販売手数料も3%と低い水準なので、出店するにあたって費用を最小限に収めることができそうですね。
5.楽天とPayPay(Yahoo!)の出店条件まとめ
出店時の両社の料金を比較した際にPayPayモールは費用が安く済むので実際に出店したいと思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで楽天とPayPayモールの出店条件についても紹介します。
以下がPayPayモールの出店条件です。
- Yahoo!ショッピングベストストアアワード受賞歴があり、かつ、過去約90日間において80%以上の期間、「優良店」(※)であること。
- Yahoo!ショッピング経由での年間流通が1.2億円(税込)以上、かつ、過去約90日間において80%以上の期間、「優良店」(※)であること。
- 上場企業または上場グループに属する企業であること。
- (グループを含む)企業年商 100億円以上(「家電」カテゴリのみ 500億円以上)であること。
※公式サイトより引用
この条件内に記載されている「優良店」とは、ヤフーが指定するストアパフォーマンスに基づき、「優良店」と認定された出店者を示しています。
条件を見ていただくと、ある程度実績を残した企業ではないと条件を満たすことは困難であることから、審査通過のハードルは高いことが見受けられます。
一方で、楽天の審査に関して、前提として何か一定の条件がないと出店できないといったものはありません。しかし、以下のような出店形式では審査に落ちてしまうとのことです。
- 個人の副業による出店
- 禁止商材を取り扱っている
- 店舗規模や知名度がない
- 開店審査項目に沿っていない
また商品面ではなく、HPのデザイン面が整っていないと審査に落ちてしまうこともあります。
明瞭な通過基準はない楽天ですが、上記のような内容に抵触しなければ審査通過できそうですね。
6.まとめ
ここまで楽天とPayPayモールについて概要、料金、出店条件などを解説しました。
ある程度実績があり、信頼度の高さを勝ち取りたいユーザーにとってはPayPayモールは魅力的なモールではないでしょうか。
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