こんにちは、BIZROVEのmanihoです!
今回は「ECサイト費用」についてのご紹介です。
「ECサイトを構築することになったが、どのくらいの費用が相場なのか分からない…」と悩んでいるEC担当者も多いのではないでしょうか。
本記事では、ECサイト費用の相場や注意点などを分かりやすく解説します。
ECサイト費用についてよく分からず困っているEC担当の方にとっては必見となっておりますので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。^^
1.ECサイトの費用は構築方法により異なる
ECサイト費用を知るためには、まずはECサイトの構築方法を理解する必要があります。なぜなら、ECサイトの構築方法によってECサイトにかかる費用は異なるためです。
ECサイトの構築方法としては、おもに以下の5パターンがあります。
①ECモール
ECモールとはAmazonや楽天などのショッピングモール型のECです。自社でECサイトを構築するのではなく、Amazonや楽天などのプラットフォーム上に出店する形を取ります。
ECモール型のメリットとして、おもに以下3点があります。
- 初期費用が安く、簡単に出店できる
- Amazonや楽天などのプラットフォームが有名なため、集客しやすい
- 各プラットフォームのサポートが受けられるため、EC担当初心者でも始めやすい
一方、ECモール型のデメリットには以下2点が挙げられます。
- 自社外のプラットフォームに出店するため、自由なカスタマイズは難しい
- プラットフォームに対して利用料金や販売手数料を支払う必要がある
つまり、ECモール型は簡単かつ安価に始められる反面、独自性が出しにくく、手数料の支払いなどが必要となる特徴があります。
②ASPカート
ASPとは「Application Service Provider」の頭文字を取った略語で、インターネットブラウザ上でECサイトを構築できる仕組みです。ASPの代表例としては、「BASE」や「Shopify」「Makeshop」などがあります。
ASPカートのメリットは以下3つです。
- サーバやソフトウェアのインストールが不要で、簡単に始められる
- 初期費用や維持費用があまりかからない
- 構築にあまり時間がかからず、早くECサイトをオープンできる
一方でASPカートのデメリットは以下の通りです。
- 自社外の仕組み上でECサイトを作っているため、自由にカスタマイズしづらい
- 自社システムとの連携が難しい
ASPカートもEC型モールと同様、簡単かつ安価に始められるため初心者向けと言えます。ただし、こちらも自社外の仕組みを使うため、独自性の出しづらさや自社システムとの連携のしづらさなどの制約があります。
③オープンソース
オープンソースとは、インターネット上で無料公開されているECサイト構築システムを指します。
オープンソースのメリットは以下が挙げられます。
- 仕組み自体は無料で利用できる(構築する際の費用はかかる)
- 自由にカスタマイズできる
反面、以下がデメリットとなります。
- カスタマイズには専門的な知識が必要となるため、初心者向きではない
- 提供会社によるサポートが受けらないため、問題が発生したら自己解決が必要となる
- セキュリティのリスクが発生する
上記の通り、オープンソースは仕組みの利用が無料かつ自由にカスタマイズできる点が魅力ですが、使いこなすには専門性の高い人材が必要となります。したがって、初心者には不向きと言えるでしょう。
④パッケージ
パッケージは、開発会社が必要な機能を一式備えたECサイトを構築し、それをパッケージ製品として提供するパターンです。代表的なパッケージとしては「Orange EC」や「ecbeing」などがあります。
パッケージのメリットは以下の通りです。
- 柔軟にカスタマイズできる
- 大規模なECサイトの構築も可能
一方でデメリットは以下が挙げられます。
- 初期費用や維持費用がそれなりにかかる
- パッケージのバージョンアップ時にも費用がかかる
つまり、パッケージはある程度の予算を使ってでも機能性やカスタマイズ性の高いECサイトを構築したい企業などにおすすめできます。
⑤フルスクラッチ
フルスクラッチとは、ECサイトを1からオリジナルで構築するパターンです。住宅で例えると「オーダーメイド」にあたります。
フルスクラッチのメリットは、なんといっても「自由にカスタマイズできること」です。プラットフォームやパッケージなどの制約がないため、機能追加も柔軟に行えます。また、自社の他システムなどと自由に連携させることも可能です。
ただし、最も費用が高くなる点には注意が必要です。
フルスクラッチは、大規模な予算を投下して本格的にEC事業を展開していきたい企業に向いていると言えるでしょう。
2.ECサイト費用の相場
続いて、構築方法別のECサイト費用の相場を見ていきましょう。構築方法別のおおまかな目安は以下のようになります。
構築方法 | 費用の相場(目安) |
ECモール型 | 無料~10万円 |
ASP | 10万円~100万円 |
オープンソース | 100万円~500万円 |
パッケージ | 500万円~数千万円 |
フルスクラッチ | 数千万円~ |
基本的な考え方としては、すでにあるプラットフォームやインターネット上のサービスを活用する場合は比較的安くなり、カスタマイズ性を上げる場合は高くなります。
なお、実際に扱う製品や要件によって費用は異なりますので、詳細な費用を把握したい場合は制作会社へ見積依頼を行うようにしましょう。
3.ECサイト費用に関する注意点
ECサイト費用の相場が分かったところで、ここでは費用に関するおもな注意点を3つ説明していきます。
①決済機能の選択
ECサイトでは商品の購入を取り扱うため、決済機能が不可欠になります。決済方法としてはクレジットカード決済、コンビニ決済、銀行振り込みなどが挙げられます。
決済方法を増やせば費用も高くなりますので、ECサイトでどの決済方法を扱うかを事前に明確にしておきましょう。なお、決済方法が不便だと顧客の離脱を引き起こすことになるので、クレジットカード決済などの代表的な決済手段は搭載しておくとよいでしょう。
②業務委託する範囲
ECサイトの構築を委託する会社は、集客サポートや物流業務などの付帯業務も代行している場合があります。業務代行をしてもらうと便利になりますが、その分費用も追加になるので、見積時には業務委託する範囲もしっかりと把握しておきましょう。
③ECサイトリニューアルの計画
基本的に、ECサイトは3~5年が耐用年数と言われています。そのため、一定期間ごとにECサイトのリニューアルやバージョンアップが必要となります。
リニューアルやバージョンアップ時には、一時的な追加費用が発生する場合が多いため、構築時にリニューアル計画まで見据えておくようにしましょう。
4.まとめ
今回は、「ECサイト費用」について解説しました。
ECサイト費用は、ECサイトの構築方法によって異なります。ECサイトの構築方法にはおもに以下の5つがあり、下にいくほどカスタマイズ性が上がる分、費用相場も高くなります。
構築方法 | 構築費用の相場(目安) |
ECモール型 | 無料~10万円 |
ASPカート | 10万円~100万円 |
オープンソース | 100万円~500万円 |
パッケージ | 500万円~数千万円 |
フルスクラッチ | 数千万円~ |
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