こんにちは、BIZROVEの髙橋です!
唐突ですがみなさん、アカウントにログインしようとしたけど入れない!といった経験が一度はあるのではないでしょうか?
今回はAmazonセラーセントラルにログインできない場合の原因と対処法についてご紹介したいと思います。
1.Amazonセラーセントラルにログインできない原因と対処法
Amazonセラーセントラルにログインできなくなる原因は、大きく分けて7つ存在します。今回は各原因に対して具体的な対処法も合わせて詳しく解説していきます。
①パスワードを忘れてしまった
アカウントにログインできなくなる原因はパスワードを忘れてしまったということが最も多いのではないでしょうか?
パスワードの見当がつかず、何を試してもログインできないと不安になってしまいますが、焦る必要はありません。
パスワードを忘れてしまった場合は、Amazonセラーセントラルのログイン画面よりパスワードの再設定を行う必要があります。
パスワードの再設定時は、まず画面中央の「パスワードを忘れた場合」をクリックします。
すると、メールアドレスを入力する画面へと進みますので、メールアドレスを入力し送られてきたURLから再度パスワードの設定を行うことでログインが可能になります。
②メールアドレス・パスワードが変更されている
パスワードの再設定を行う際に、メールアドレスが変更されている場合は、アカウント自体が乗っ取られていることが想定されます。
この場合は、Amazonにメッセージを送り、確認してもらう以外方法はありません。
Amazonへのメッセージ送信方法は、下記となります。
①ログイン画面を開きます
②Amazonセラーセントラルのログイン画面右上の「ヘルプ」をクリックします。
③ヘルプが展開されたら、画面左下の「お問い合せ」をクリックします。
お問い合わせが展開されたら、フォームに沿って問題点を記入しAmazonに送信します。
毎日のようにAmazonから届いていたメールが、ある日突然ぱったりと来なくなった場合は、アカウントが乗っ取られていることを疑いましょう。
アカウントの乗っ取りに合わないためのポイントもお伝えしておきます。
(1)パスワードは使い回さない
昨今はいつ、どこからパスワードが流出するかわかりません。もし1つのパスワードを使い回していた場合は、何か1つのアカウントが破られてしまうと全て乗っ取られてしまう場合があるので、パスワードは必ず使い分けましょう。
(2)2段階認証を設定する
Amazonアカウントは2段階認証を行うことでアカウントの強度が格段に高まります。Amazonに出品する場合は必ず行いましょう。
③クレジット決済が正常に行われていない(大口出品のみ)
Amazonに出店するためには大口出品の場合、月額4,980円の登記料が発生します。
この月額登記料は、売上からの天引き、もしくはクレジットカードから引き落としが行われます。
もし売上がなく、またクレジットカードの使用も停止させられていた場合は、月額登記料の支払いができずアカウントが停止させられる場合があります。
アカウント停止となった場合はログインができなくなるため、月間登記料の支払いは確実に行うようにしましょう。
④Amazonのシステム障害
非常に稀ではありますが、Amazonにてシステム障害が発生してログインができなくなる場合があります。
このような場合は、Amazonにメッセージを送って、Amazon側からの指示を待ちましょう。
Amazonへのメッセージ送信方法は②アカウントが乗っ取られた場合と同様に「ヘルプ」から行います。
⑤他国のAmazonでログインを行おうとしている
Amazonセラーアカウントは作成した国でのみアカウントのログインが可能となっています。
Amazonは現在18カ国で展開しており、ログインの際に選択する国が異なると、ログインすることができません。
確認方法は下記となります。
①まず、セラーセントラルのログイン画面を開きます。
②Amazonセラーセントラルのログイン画面右上の「ヘルプ」をクリックします。
展開されたヘルプページにて、画面左上の「適用されるマーケットプレイス」が「日本」となっていれば問題ありません。
⑥ブラウザ上に蓄積したCookieやキャッシュが原因でログインできない
ブラウザ上にCookie、キャッシュが長期間溜まっていると、不具合を起こしてログインができなくなる場合があります。
対処法としては定期的にCookie、キャッシュを消去し、数回ログインを試みて失敗する場合はデバイスの再起動を行いましょう。
⑦原因が全くわからない
原因が全くわからない場合は、Amazonテクニカルサポートに問い合わせを行いましょう。
Amazonテクニカルサポートとは、Amazonセラー向けの公式相談窓口になります。
Amazonのプロフェッショナルが対応してくれますので、問題解決に近づくことは間違いないでしょう。
番外編:長期間放置によるアクセス権の消失
ここからは番外編になりますが、Amazonセラーアカウントは長期間ログインがないとアクセス権が消失する場合があります。
Amazonでの出品を長期間休止する場合のポイントをお伝えします。
(1)アカウントの「休止設定」を忘れずに
休止設定を行うことによって、Amazon側が運用されていないアカウントを整理する際にアカウントが凍結されなくなります。
休止設定は、セラーセントラルトップ画面の「設定」をクリックし、「出品用アカウント情報」から行います。
画面左上の「休止設定」をクリックします。
休止設定が展開されたら、「休止」にチェックを入れて保存すれば設定は完了です。
(2)2段階認証を必ず行いましょう
長期的にアカウントから離れるということは、必然的にアカウントを乗っ取られる確率が上昇します。アカウントを守る意味でも必ず2段階認証を行いましょう。
上記を実行することによって、長期間Amazonの出品から離れる場合でも安全にアカウントを守ることができるでしょう。
Amazonセラーアカウントにログインできない場合の原因と対処法、また長期間Amazonアカウントから離れる際の注意点について学んだところで、次はAmazonセラーアカウントの停止・閉鎖について解説していきます。
2.Amazonセラーアカウントが停止・閉鎖されている原因と対処法
Amazonアカウントが停止・閉鎖されている場合もアカウントへのログインができなくなります。アカウントの停止・閉鎖の場合はAmazon側からメールが送信されるためすぐにわかります。
ではAmazonセラーアカウントが停止・閉鎖される原因とその対処法について見ていきましょう。
①アカウントが停止・閉鎖される原因
Amazonセラーアカウントが停止・閉鎖される原因はAmazonが公表している「規約違反」が挙げられます。
主となる規約違反は5つあります。
(1)出品禁止商品の出品
Amazonでは出品を禁止している商品が存在します。これらの商品を知らず知らずのうちに出品してしまっているとアカウント停止・閉鎖の対象となってしまいます。
出品禁止商品は多岐に渡りますので、Amazon上にて出品を行う際は必ず事前に確認しましょう。
出品禁止商品カテゴリーのリストはこちら↓
【Amazonから直接販売したい!】Amazon出品制限に関する基礎知識から出品制限となった場合の対処法まで徹底解説
(2)出品者による複数アカウント所持の判明
Amazonの出品用アカウントは1人1つしか所有することができません。
そのため、複数のアカウントを同時に運営していることが判明した場合は規約違反となり、アカウントの停止・閉鎖の対象となります。
(3)顧客満足度の低下
顧客満足度が低下すると、アカウントの停止・閉鎖につながる場合があります。
数値の悪化がアカウントの停止・閉鎖に直結する項目が5つあります。
- 注文不良率
- キャンセル率
- 出荷遅延率
- ポリシー違反
- 返品の不満足度
上記において、②キャンセル率と③出荷遅延率についてはFBAを利用すればまず悪化することはありません。
FBAについて詳しく知りたい方はこちら↓
FBAってよく聞くけどなに?ECをはじめるなら絶対にチェック!
②対処法
アカウントの停止・閉鎖となってしまった場合でも対処法が全くないわけではありません。それぞれの場合について見ていきましょう。
(1)アカウントの停止
アカウントが停止している場合は、Amazonに「改善計画書」を提出することで再度運用することが可能となる場合があります。
改善計画書には記載必須項目がありますので、こちらも確認しておきましょう。
- 今回発生させた規約違反の内容
- 今回発生させた規約違反の原因
- 同じ違反を起こさないための具体的な改善策
- 改善策を実施した場合の効果
- 改善策の実施期日(xx年yy月zz日までに実施)
- 改善策の効果が見込まれる時期(xx年yy月)
- 改善策実施責任者氏名
(2)アカウントの閉鎖
アカウントの停止からの復活は可能性がありますが、閉鎖されてしまった場合は再度同じアカウントで運営することはほぼ不可能になります。
絶対に復旧できないわけではありませんが、復旧にかかる時間と労力を考慮すると新規アカウントを作成した方が良いでしょう。
新規アカウント作成の際は、閉鎖となったアカウントと紐づかないように注意しましょう。
3.まとめ
今回はAmazonセラーセントラルにログインできない場合の原因と対処法についてご紹介しました。
Amazonで販売を行うためにはアカウントにログインすることが必須ですので、アカウントに関する情報は慎重に扱いましょう。
またアカウントの運営を正しく行い、停止や閉鎖といった状況にならないように、出品前に必ずAmazon規約にしっかりと目を通しましょう。
Amazonでの販売に困っている等、Amazonの運用について相談・外部委託したいという方はぜひ「株式会社AVROVE」にお問い合わせ下さい。
豊富な知識と経験を持ったプロフェッショナルが、御社の悩みに併せてご提案いたします!
問い合わせ先:
株式会社ACROVE: https://acrove.co.jp/contact/
TEL: 03-6276-5111